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2人きりはキケンです!  作者: 笛鳴ことり


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僕の家族

ここで僕の大切な家族の紹介をみんなにしたいと思うんだ。

 

あっ!ちなみに僕の財布は無事にスリをした犯人から取り返せたから安心してね!



だから僕がスリに遭ったって言う話は絶対に誰にも話さないでね!



特に僕の母さんだけには知られたくないんだ!!



なぜなら、、、



「ちょっとトミー!何を知られたくないって?!」



「何でもないよ母さん!」



「やっぱり心配だわー。かわいい息子を一人暮らしさせるなんて。ねぇー、また父さんと母さんと仲良く3人で暮らしたらいいじゃない!」



「何言ってるんだよ。もう僕は立派な大人なんだ!

心配しなくったって大丈夫だよ。何も問題ないよ!」



そう、僕の母さんはとってもとーっても心配性なんだ。


僕のことってなると余計にね!



はぁー。



さぁ!!改めて僕の家族を紹介するね。



父さんの名前はロバート。普段はとってもユニークで面白い人なんだけど、いざと言う時はとても頼りになる存在なんだ。



母さんの名前はキャサリン。心配性だけど僕のことをとても大事に思ってくれている優しい母さんなんだ。

とってもチャーミングでかわいい人さ。



父と母は一緒に数年前から一緒にワインバーを営んでいる。



吸血鬼はもちろん、人間からも愛されるお店となっているようだ。



でも初めの頃は困ったことも多々あったそうで、、。



ルールを守っている常識ある吸血鬼は普段それなりに楽しく生活はしているけれど、人間と共存する上でとても気を遣っているんだよねー。



だから吸血鬼の父がお店を持つ事になったときは仲間たちからとても応援されたし、みんなとても喜んでいたよ。



でも何も知らない人間のお客さんが入って来て、上手くこちらと距離感が保てなくて、、、、、。



怪我人が出たり、事件になったりして一気にお店の評判が落ちてしまった事があったんだ。



それで父さんと母さんはこのままお店を続けるか、辞めるかその当時はとても悩んだそうなんだ。



でも僕の友人のアンシーが時間帯を分けて営業するのはどうかとアドバイスをくれたんだ。



例えば19時~23時は人間のお客さんで、23時~3時までは吸血鬼のお客さんという風に時間を分けて営業するスタイルだ。



え?でも人間のお客さんが吸血鬼のお客さんがいる時間帯に来たらどうするのかって?



それは心配ないんだ。



ホームページの営業時間を19時~23時としか記載していないからかね。



でも時々間違って23時以降に入って来てしまう人間もいるそうなんだ。



それはもう自己責任でってサイトに小さく記載してあるから仕方ないよねー!



まぁ色々あるみたいだけど、夫婦仲良くお店を続けているそうだから僕も安心しているんだ。



「トミー。今日はうちに泊まっていくでしょ?

あなたが大好きな真っ赤なアゲアゲ血ゲ鍋を作ったのよ!」



「うん。泊まっていくよ。母さんのお鍋楽しみだな。」



「いっぱい食べて肌ツヤツヤになってね!この鍋のスープの中にはとっても若くてピチピチの血液が入っているのよー!ほら!飲んだそばから髪もツヤツヤ~肌もピチピチ!」



「もしかしてその血液って、、、、、。」



たぶん時々間違って入って来るって言ってた人間のお客さんだろうなとそんな気がしている、、、。



まぁ美味しいから何でもいっかぁ~!(テヘペロ)



寒い季節、、、。



皆さんも真っ赤なアゲアゲ血ゲ鍋を食べて温まりましょう!!








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