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2人きりはキケンです!  作者: 笛鳴ことり


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エレベーターの中で、、、。

ある日僕の住んでいるマンションのエレベーターでこんな事があったんだ。



マンションのエレベーターが一個しかないためいつも良く混雑していた。



たまに混雑が嫌で階段を使う人がいる。



でも僕はある程度人が乗っている方が落ち着くんだ。



4人くらい乗っていた方が良いかもしれない。



1人か2人が順番に降りて行く。



2人きりになる前に自分もタイミングよく降りれたら良いが、そうもいかない時もある。



なんで2人きりになるのを恐れるかって?



それは吸血鬼としての本能を呼び覚まし、覚醒してしまいそうになるから。



いつもは人間と2人きりになることをを出来るだけ避けてはいるけれど、タイミング悪く2人きりになってしまった事があった。



その瞬間、できるだけ人間と距離を取り息を止めて眠っているかのように身を潜めるんだ。



こんなところで人を襲ったら、防犯カメラにもバッチリ映る。



それに今住んでる部屋も引き払わなくてはならなくなり、今までの生活ができなくなる。



こんなところで失敗は絶対に出来ない!!



なのにあろうことかその人間が向こうから話しかけて来たのだ!



「あのー。大丈夫ですか?顔色めっちゃ悪くないですか?」



何なんだよ!ただ身を潜めているだけなんだ。



こっちに身を乗り出しそんなに覗き込まないでくれ!



「え?!大丈夫ですよ、、、。」



もしかして何か疑われているのか?



まさかな、、、。



話したせいで一気に人間のにおいを嗅いでしまった。やばい!もう限界だ!!



   僕の牙が体が脳が全てが血を欲している!



もうこうなればこのマンション住人全員をやってしまえばそれで済む話だ!



     あぁー!



           人間の匂いがー!!



     血がぁー!!






と思った瞬間エレベーターのドアが運良く開いた!



ちっ!もう少しだったのに、、。



いやいや、だめだ!僕はスマートじゃなきゃ!



あー!助かったー!と思わなくては!



それからと言うもの階段も頻繁に使うようになった。



後鼻栓もほしいくらいだ。



まだまだ2人きりになってはキケンなシチュエーションがてんこ盛りなのでお話は次回へ続くとでも言っておこうか、、、。








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