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出会いは突然に!2
合コンも終わりに近づき、もう一軒他のメンバーは行くようだったけれど、、、僕はここでお暇するつもり、、、、。
これ以上人間と近づき過ぎると危険だから、、。
「ねぇ!トミー!もう帰っちゃうの?」
「うん。ちょっと用事があって、、、。」
「そう、、、残念だわ。あっこれ私の連絡先!
良かったらまた連絡して。じゃあ!」
「え、、、、!分かった。ありがとう。」
女性から連絡先を渡されるなんて生まれて初めてのことだった、、。
でもララにとっては僕は150回合コンした中の1人な訳だし、、、特別な意味なんてないだろう、、。
どうせ沢山の男に連絡先を渡してるに違いないんだから、、、。
にしても吸血鬼であるこの僕が人間の前であんなにも自然体でいられた。
とても不思議な子だ、、、。
初めは合コン自体に行くことが乗り気ではなかった僕だけど、、、、。
ララみたいな子がいるなら、、、思い切って参加して本当に良かったと素直に思えるそんな夜だった。




