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小さき蒼雷の魔法使い  作者: 柊木凪
幼少期編
29/67

第二十七話「精霊王の解放」

 今回の本編は短めです。

 次回からの関係ですので、ご了承下さい。

 それでは、本編です。

 晴れやかな空の下、現在俺たちはサラの背中に乗り魔境の森の上空を最深部へ飛んでいた。


「サラ!そろそろ着く!」


「分かっておる...莫大な魔力の塊が覆われておるの。」


 普段の魔境の森であれば弱い魔物から強い魔物まで様々なのがいるはずなのだが...最深部に行くにつれ魔物が居なくなっていく。


 そして、目的の場所が見えてくると飛行速度を落とし着地体制に入った。


 ライガたちは飛び下り、サラは着地寸前で人化し地面に降り立ち、それを見た。


「これは、禍禍しいの...

見た目は凄く綺麗なのだが...」


「解放は出来そうか?」


「まあ、やるだけやってみるが...期待せぬことだ」


 ライガたちは少し離れたところで見守る事にした。


「御主人...大丈夫でしょうか?」


「大丈夫だと信じたいがな。」


「私は面倒ごとに巻き込まれていく気がするよ。

ライ君が...」


「確かに嫌な予感はする...何事もなければ良いが。


木に隠れてみるか...」


 そんな話をしているうちに、サラは結晶に近付き結晶を改めて観察した。


「ライガから聞いた通りじゃの...


一先ず、効くか分からんが、高位の聖魔法を試して見ようかの。」


(聖魔法、解呪(ディスペル)


 サラが魔法を使用すると結晶を中心に地面に魔方陣が広がり光が結晶を包み込む。

 

 徐々に結晶の縁に光が集まり解呪使用とした...


 そして、少しずつだが結晶の内にいた呪いの霧が消えていった。

 そのまま、結晶も下からヒビが入り崩れ去り、中から精霊王が現れた。


「...ここは、人間界か...」


 巨大な体を動かし、状況を理解するためだろう周りを見渡した。

 精霊王は身長5メートル黄金の鎧を身につけたおじさんだった。


 そのとき精霊王は近くに居るサラを見つけた。


「俺を助けてくれたのはあなただったか...

サラスヴァティ」


「お主ともあろうものがなんてざまじゃ。」


「面目ない...それからそっちの木の影にいる3人はなんだ?」


 サラと話をしていた精霊王は突然木の影に隠れてみた3人について聞いてきた。


「ん?ああ、お主を見つけて我をここまで連れてきた奴らだ。


ライガ!何してるんじゃ?こっちにくるのじゃ。」


 チッ...なんでばれた...隠密はまだまだなのか?いやそんなはずは...

 仕方ない、ばれては出るしかないな。


「シオン、カレン。

ばれたから出る...2人とも行くよ」


 3人が姿を現した瞬間、精霊王は無意識に数歩下がり、鑑定結果に目を疑った。


(おいおい、あいつら俺以上に強いぞ...

特に真ん中のワケわからんやつステータスがおかしい)


「お主も恐怖を感じるのかの?」


「サラスヴァティ!なんてやつらと知り合いなんだ!」


「そんなこと言われても困るのぅ。」


「それに、不死鳥まで...久しぶりだな」


 精霊王は不死鳥...カレンに気付き声をかけた。


「はい。お久しぶりです。精霊王。」


「まあ、感動の対面を邪魔して悪いが、何があったか教えてくれる?」


 このままでは話が進まないと思ったライガは話に割り込むことにした。


「ん?そうだな。...」




 ある日のことだ、霊界で日課の散歩をしていたときのこと。

 突然魔方陣が現れた...恐らく強制召喚だったのでは無いかと思うが使われた。


 そして、召喚された場所は辺り一面が黒色だった。

 

 俺の記憶はそこで途切れている...




「なるほどな...確実に何者かが精霊王を閉じ込める必要があったことは分かった...」


 ライガは精霊王の話を聞きながら敵の情報があればと期待したが、そんな上手くことは進まないみたいだ。


「すまん、敵と思わしき奴にはあっていないのだ。」


「取り敢えず、精霊王。

お主は、霊界に一度戻り注意を呼び掛けておいた方が良いだろう。」


 他の霊界の者が同じ目に会わぬとも思えん。


「わかった。

そうだ!今回の礼だ受け取ってくれ!」


 そう言ってライガに黄金の光が飛んでいき体に触れた瞬間消えた。


 そして、カレンには炎が飛んでいき同じく触れた瞬間消えた。


 シオンには、白い光が飛んでいき体に触れた瞬間消えたのだった。


「これは?」


「後でステータスを見てみるが良い。

では、また会おう。」


 そして、精霊王は霊界に戻って行った。



「さて、我らも帰ろうかのぅ...ライガはどうするのじゃ?」


「俺らはもう半年森にいる。」


「そうか。じゃあ、またな。」


 サラも飛んでいき帰っていった。


 残った3人は話をしながら森を歩きいつもの日常に戻って行ったのだった。




 それから魔物を倒したり、3人で特訓したり森を探索したりしながら半年を過ごしついに7歳の時を迎えた。

 どうも、皆様柊☆黐です。


 皆様、今回もお読み下さりありがとうございます。

 良かったらお気に入り登録といいね!をよろしくお願いします♪


 さて、今回で幼少期編終了です。


 次回からは少年編1冒険者が始まります。

 学園へ行くまでのお金稼ぎ期間ですね!

 お楽しみに!


 それでは、次回第二十八話「冒険者ギルドへ」でお会いしましょう♪




 おまけ

 ライガ、カレン、シオンのステータスを載せておきます。

 ※ある意味、自分用です。


ステータス

名 前:ライガ

種 族: ?

性 別: 男

年 齢:  6

レベル: 220

職 業:___

称 号:転生者,探索者,魔導師の子

    拳聖の子,雷神

    水神龍に認められし者

    不死鳥に好かれし者

    厄災龍に好かれし者

    精霊王の友

    人外,不老,不死者

    ???


   次のページへ→        1

___________________

ステータス

体 力:555,235,360/555,235,360

魔 力:396,135,330/396,135,330

状 態:なし

魔 法:蒼雷神,時空神魔法

スキル:纏い(魔・霊・神),鑑定,危険察知

    神・霊・魔力操作

    体魔自然回復力上昇

    全能力向上

加 護:水神龍の加護

    創造神の加護

    精霊王の加護

契 約:不死鳥(フェニックス)(カレン)

メール:受信なし


補 足:神力使用時体力制限なし

    霊力使用時魔力制限なし


   ←前のページへ        2

___________________

ステータス

名 前:カレン

種 族:不死神鳥

性 別: 女

年 齢: ?

レベル: 108

称 号:炎を司る者

    不死者

    精霊王に認められし者

    英霊


   次のページへ→        1

___________________

ステータス

体 力:151,268,330/151,268,330

魔 力:50,165,350/50,1365,350

状 態:人化

魔 法:炎神魔法,聖魔法

スキル:炎熱創造

    鑑定,危険察知

    炎熱・霊・魔力操作

    人化,炎神化

    体魔自然回復力上昇

    一日復活

契 約:ライガ


   ←前のページへ        2

___________________




ステータス

名 前:シオン

種 族:厄災神龍

年 齢:???

レベル: 295

称 号:厄災を司る者

    天災地変を起こす者

    精霊王に認められし者

    SSS+ランク

   次のページへ→        1

___________________

ステータス

体 力:155,985,450/155,985,450

魔 力:84,876,080/84,876,080

状 態:人化

魔 法:暗黒,獄炎,暴風魔法

スキル:危険察知,毒操作

    魔力操作,体魔自然回復力上昇

    龍魔法,人化


   ←前のページへ        2

___________________

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