恋愛、ドキドキ感の描写(出来てたらいいですね)。
夕日のオレンジ色が姿を消し、星が見え出した時間帯。階段を駆け巡り、立ち入り禁止の札を飛び越えて、僕は学校の屋上に向かった。
扉を開けるとそこには、明美という少女がポツンと体育座りをしていた。明美は僕の顔を見ると「遅いじゃない。待たせるんじゃないわよ」
そう言いながらも、ニヤケ顔で耳を赤くしていた。
僕は明美の横に座り、明美は僕の肩に顔を置いた。
「今日は何話してくれるの。べ、別にあんたの話を聞きに来たんじゃないんだからね」
「うん。分かってるよ。今日は……」
そんな明美の頭を撫でながら、瞳を見つめた。
輝いている一つの星を見つめるように。
カーテンを開けると、日差しの眩しさで顔をしかめた。
僕はベットに目を向けると、寝ている彼女を見つめた。
よだれを垂らしながら、金髪のサラサラな髪がボサボサになっていた。
シートにシミまでつけてやがる。本当に幸せそうな笑顔だだった。まるで赤ちゃんのようだ。
昨日の夜は確か、『寝かさないわよ』と言ってたっけ。
僕は机に散乱されていたウノ見つめた。
「結局全勝だったな」
ボソッと言いながら、あくびをした。外を見つめながら部屋全体に光が満ちた時、僕も瞳を閉じた。