風景描写(なってると良いな)、お城
こんな最後になるとは、とはいえ最高の眺めだ。上にはおっぱい。女の子が膝枕をしてくれている。
「あなた、次の世界でも一緒になりましょ」
女の子はニコリと微笑んだ。その瞬間、僕の視界は白くなりながら意識がなくなった。
僕は目を覚ますと、真っ白なお城の目の前に立っていた。周辺には霧がかかっていて、僕の視界では真っ白の風景でしかなかった。このお城から引き返すと僕自身、霧同様、真っ白に同化してしまいそうだと感じてしまった。怖い。僕は目を逸らし、気づけば足がガクガクと震えていた。
「遅かったじゃない。待ってたわ。お前様」
お城から銀色の長髪をした少女が僕の前に現れた。幼女ではないにしろ、10歳ぐらいだろうか、そんな幼い女の子だった。
「ここはどこだよ。僕は、……どうなるのだよ」
僕はゴクリと唾を飲んだ。自分でも涙目になっているのがわかった。
「ここは転生の綻びよ。あなたには死神少女になってもらうわ」
見知らぬ少女はそう顔をあげて、僕の身体に触れた。僕は身体が浮いた気がした。まるで宇宙空間にいきなり放り込まれるそんな感覚だった。
自分の意識が再び遠くなって来る。
「ちょっと待ってくれ。いきな……」
次第に、僕の意識は霧と一緒に白く同化していった。
書いていて、プロットとキャラ設定をがっつりやれば面白い作品になりそうだと思いました。
機会があれば続き書こうかなと思います(*´ω`*)笑