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隣の森は青い 前編

次の日の朝


少しはやく起床してセイルの部屋の前にきていた


軽くノックをして


「セイル・・・起きているか?」


返答を待つ・・・


待つ・・・


待つ・・・


3分後・・・


返答なし・・・


どうするか思案して


ドアに鍵がかかってないか確認すると・・・


空いていた


「セイルおじゃましますよっと」


部屋の奥にベッドがありそこでセイルが大の字で寝ていた


「おいっ!起きろって!朝はやくからいくんだろ?」


体を揺すって起こしにかかってみた



「う~ん・・・つまらん・・・お前の話はつまらん・・・むにゃむにゃ」


「どんな寝言だよ・・・」


顔を突っついてみる


つんつんつん


起きる気配はない


つねってみる


目がカッ!と開いてこちらをみた!


「ケトス・・・ここはボクの部屋なんだけど・・・」


「そうだな、朝はやくっていうから来てやったぞ」


「なんでそんな偉そうなんだ?」


「今後のために素をだしていこうかと思って」


「とりあえず着替えるから外出ていきなよ」


「あ、はい」


おとなしく退出することにした


数分後


「ケトス君キミは友人の部屋に無断で入る人なのかな?」


部屋から出てきて開口一番そんな事を言い出した


「今回は可及的速やかに任務遂行をしなくてはと思って」


「ん?火球的?何だって?」


「あ、いや急いだほうがいいかなって」


「もしボクがかよわい乙女だったらどうするの?君は変質者として国外追放だよ」


「え、結構罪重いなそれ」


「友人として忠告しておくけど無断で人の部屋には入らないように」


「イエス、マイロード」


「ん?え?何?」


「はい、わかりました」


「わかればいいのさ、ところで今日は裏庭から出ようと思うんだこっそりね・・・」


「こっそりか・・・(すでにばれてそうだけど)」


「裏庭はこっちだよこの通路を進む」


「ここだな」


しばらく歩くと木の扉があった


「ここから出て数分歩くと森の近くに出れるんだ」


「ふむ・・・」


「昨日言ったとおりあまり大きくはないからね安全だよ!たぶん」


多分って・・・まぁ注意してないよりはいいか・・・


「ところでセイル君キミは武器など持っているのかな?俺は持ってないだから貸していますぐ」


「質問に答える前に何か要求するのはやめて・・・」


セイルが困った顔をした


「ボクの武器はレイピアあまり力がないんだこれでしとつをしときます」


「・・・」冷たい目


「ケ、ケトスにはこのショートソードを持ってもらう事にするよ!」


「ショートソードね・・・軽いな?おもちゃ?」


「そこまで軽くないような・・・まぁ身を守る程度で考えてくれたらいいよ」


「そうだな、俺達の冒険はこれからだ!」真面目な顔をしてセイルをみた


「ああ!ボクらの冒険はこれからさ!」セイルは目をキラキラさせて森?の方角を見た


しばらく進むと森がみえてきた


「セイルさんや森で何をするのかねぇ?」体をプルプルさせながら聞いてみた


「そんなどこかのじいさんみたいな聞き方しなくても。」あきれた顔でこっちをみていた


「ほらほらやっぱりボクらのする事は冒険だよ!という事でお宝を探します」


「具体的には?」


「決まってないなぁ・・・」


「適当に歩いてたらみつかったりして」


「そんな簡単にお宝!ってものはみつからないよ」


「まぁとりあえず入ってみる?」


「あ!そうだこの森には妖精がいるって話を母様から聞いたことがあるよ」


「妖精みつけるのが目標ですか?そうなんですか?」


「目標はきまったね?じゃあ森に入ってみよう」


「はぁ・・・妖精ってぇのはみえるのかねぇ・・・」


森の中に入るとセイルはさらに興奮したように少し鼻息があらい


ちょっと面白いぞこいつ


「セイル、この森には危険生物何かでるのか?」


「危険生物?そんなのはここらへんにはいないとおも・・・わっ!!!」


水色のすばやい物体がセイルにとびかかってきた


危ないと思いロングソードを水色の物体にむけて勢いよくふった



ケトスの攻撃!


水色の物体に1のダメージ!



「っていう感じのメッセージがでてそう」


「ケ・・・ケトス!やる気ないでしょ!魔力をこめてきりつけてくれよ!」


「これ、スライムでしょ?わかるわかる」


少し力をいれてロングソードをふってみた


魔力の入った一撃でスライムはあっけなく消滅した


「ケトスの力加減が全然わからないや、ちょっとでいいって言ったのに消滅しちゃったよ。」


「ちょっとでしたけど」


この時本気でわからなかったが普通は一撃で消滅などしないのだそうだ


「ケトスの実力はよくわかったよ!今度あの低級スライムが出てきたらボクにまかせてくれよ!」


「りょ~かい」


しばらく進むと水辺の近くで1匹のスライムがいた


「ボクらに気づいてないぞ・・・ここはボクにまかせて!」


そういうと俺の返事もきかずに飛び出していった


セイルの先制攻撃!


スライムに5のダメージ!


スライムに6のダメージ!


スライムを倒した


2の経験地を得た


「やった!みた?ケトス!ボクの華麗な連続攻撃を!」


「みてたぞ、凄いじゃないか特に最初の一撃からの戻しがはやかった」


「ボクの実力わかったかな?今のは最小の魔力をこめての連撃だったからね!美しさもあるんだよ!」


「美しさにこだわりあるの?」


「綺麗に倒せるなら綺麗に倒したいかな~」セイルは少してれくさそうに返答してきた


「水辺の近くだしここで少し休憩していこうよ!」


「そうだな~」


近くにあった切り株に座りつつ俺たちは少し休憩するのだった

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