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1週間のお泊り

「では、ケトスいくぞ」


「はい、母さん」


初めての外出は(イン)の家にお泊りらしい


ヘレネスとカンナは家でお留守番


それと今回の目的というか主な用事はインの子と顔を合わせる事だそうで


「ケトスよ、そう緊張せずともよいあいつの子は素直な良い子だぞ」


「母さん、はじめての外出なんで緊張するのは当たり前です」


「それもそうじゃな」


そんな事を話しつつ俺は母に抱えられて空をとんでいた


内心はじめての外出より空を抱えられて飛ぶというのが一番こわかった


「そらついたぞ」


「ここがインさんの家か~大きいですね」


「そんなに大きくはないぞ、我の家はもっと大きいのじゃから」


「え、母さん・・・あの家もしかして本宅じゃないんですか?」


「あ・・・ほ、本宅じゃ本宅ハッハッハ!!!」


思い切り、しまった!?という顔をしていた


もしかしてこの母実はもの凄い事を隠しているんじゃないか?


そう考えていると門が開き中から初老の使用人?が出てきた


「ファーヴニル様お待ちしておりました」


「うむ、今回は1週間世話になるぞ」


「では、こちらに」


しばらく大きな庭を歩いて屋敷の客間に案内された


「ここでお待ちください」


数分後インが現れた


「やぁ、我が家にようこそ待っていたよ」


「約束どおりつれてきたぞ」


「あんな約束でも守ってくれる君はやっぱり優しいね」


「そんな言葉ききたくないわぃ。これは今後のためにも必要な事じゃしの」


「イン様お久しぶりです」


「やぁ、ケトス久しぶりだね大きくなったね!といってもまだ5歳だったね」


そういうと俺の頭を少しなでた


「今日来てもらったのはボクの子を紹介するためだ、君より2つ上だねカンナより1つ下かな」


「セイル!入ってきなさい」


「はい!母様!」


バン!とドアが開かれた


インと同様の銀の髪をしたショートカットの・・・少年?少女?性別がはっきりしないキリッとした子だった


「お前がケトスとかいう風竜様の息子か!今日からその・・・よろしくな!」


緊張しているようで目が少し泳いでいた


「どうも、ケトスです顔をあわせるだけと聞いてたんですけど遊んでくれると嬉しいです」


「う・・・うむ!ボクも今後のために一緒にいる時間が多い方がいいと思う!」


やたら礼儀正しい5歳児にさらに緊張したのか1歩後ずさっていた・・・というか少し引かれたかもしれない


「インよこの子らも良い感じで挨拶できたようじゃし少し休むか」


「そうだね、オズワルドお茶の用意をお願いするよ」


「かしこまりました」


しばらくして香り高い紅茶を持ったオズワルドと呼ばれた初老の執事と若いメイドさんがお茶を用意して部屋に入ってきた


「うーん、オズワルドは良くわかってるねこのお菓子おいしいんだよ~」


「お褒めの言葉を頂き光栄でこざいます」


「たしかにの、この菓子はうまいのぅ」


「これはボクも好きなんだ、ケトスキミも遠慮なく食べるといい!」


「ではお言葉にあまえて~・・・んん!美味しいですね!」


甘い香りが口の中に広がる凄く美味しいケーキだった


「実は町で評判のケーキ屋シルフィ・ロッテのケーキなんだ少し高いけど味は確かだね」


「ふむ、今度我も土産として持って帰るかの今日は身1つできてしまったからの」


母さんが少し残念そうな顔でケーキをみていた


「ま~こっちで全て揃えるって言ってたからね」


インが苦笑しつつ答えていた


「母様、ケトスに屋敷の中をみせたいんですがいいですか?」


「そうだね、入っていけないところはダメだけどそれ以外ならいいかな」


「我も少しゆっくりしたいしの、子供達だけでいくと良い」


「ケトス、ボクの屋敷は大きいからよく使うところを案内するよ!」


そう言うと俺の手を引っ張って歩き出した


客間から出て少し歩くと中庭に出た


「この庭では剣の稽古などをするんだ!魔法の練習もするけどボクはまだあまりうまくいかないんだ・・・」


「そうなのか、剣の稽古はまだ母様から教わってないしなぁ・・・」


「へ~やっぱり魔法とか使えたりするの?」


「火・地・水・風ぐらいしかまだできないよ」


「えぇ!?そんなに使えるのか?まず普通は1つの属性からってのが多いんだけど・・・凄いなぁ」


「そうなんだ?そこらへん、まだよくわからないなぁ」


「凄いんだよ!やっぱり銀の騎士として仕えることになる人は違うのかな~」


「銀の騎士って?」


「え?あ!?何でもないんだ!忘れてよ!」


気になる事を言ってたが今は気にしないでおこう


「ボクは屋敷の外に出た事はあまりないんだ母様が危ないから出るなってうるさくて」


セイルは少しつまらなさそうに中庭にある草をむしった


「そうだ!明日ちょっと探検してみようよ!近くに小さな森があるんだ!一人だと少しこわいけど・・・


 二人だときっと大丈夫だよ!」


危ない気がするがここは親交を深めるために付き合った方がいいかな?危険だと感じたら少し注意して帰ってこればいいんだし・・・


「うん、いいよ・・・けどすぐ戻ってこような?母さんとかにあまり心配かけたくないからね」


「もちろんだよ!ケトスはノリがいいなぁ!」


凄く楽しそうにしてるけど大丈夫かなぁ?


何だか凄く心配になってきた・・・

更新遅くなり申し訳ないです話の続きは頭にあるのですが・・・

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