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水竜領首都へ 後編

ため息が出た数分後


ここまで来てしまった以上帰すのは難しい


何故かと言うと記録紙は1つしかないからだ


かなりの高額みたいだからなおさら使えない


俺達が何しにここまできたか


説明するしかないという結論に至った


一通り話しを聞いてアイザが口を開いた


「竜玉とかいうのは初めて聞いたな竜人の宝みたいなものか?」


「俺には竜玉が正確には何をするものかわからない」


何せまだ5年しかこちらにいない


もうすぐ6年だが・・・


その内数週間しかその情報を聞かされていない


話を聞けば理解できるものでもなく


実際に触れてみても何が起こってるのか理解できなかった


でも、これは以前母さんが言っていた使命の内の1つだと思う


竜穴を守る事即ち竜玉を守る事だ


竜玉を守り・・・触れ・・・どうなるんだ?


肝心な事は聞かされていない


水竜に聞いてみるか?


行けば何かわかるかもしれない


「アタシは竜玉に触った事すらないけどね、父さんからはこの世界を維持してるのが竜玉だと聞いた事があるよ」


「世界を維持?」


話がますますみえなくなってきた


今この話をしても理解できそうにもない


そういえば、聞きたい事があったんだ


「カンナ、ちょっと聞いていいかな?」


しばらく歩いて街道に出たところでカンナに話かけた


「何ですかケトス様?」


「お金の事なんだけどルズってどれくらいの価値?」


前を進んでいたレイラが何言ってんのコイツ?という顔でこちらをみた


やめてくれちょっと傷つく


「あんたお金の事何もしらないのね?いい?お金はピズ・ルズ・サズって3つの硬貨があるの」


何やらカバンから取り出してきたのは薄黄色の硬貨だ


「これがピズね一般的な硬貨よ、それでこっちがルズ」


もう1つ銀色の硬貨を取り出してきた


「1ルズ10ピズ 1サズ10ルズ って感じよ」


ふむつまり1ピズは1円 1ルズは10円って感じなのか?


ということは記録紙ってあんまり高価じゃないのか?


「でも今お金稼ぐのって凄く苦労するのよ!頑張って肉体労働しても1日2ピズしかもらえない事だってあるんだから」


「レイラさんその説明は正確ではないですよ」


カンナが話しはじめた


「正確には ピズ・ルズ・サズ・セズ・ディズの5種類の硬貨とシェス石貨があります」


「石貨?そんなの見た事ないわ」


「はい、貧困層の人など硬貨を手にする事がない人達がかわりに使うものですね」


へーそうなの?と興味なさそうにレイラが返答する


「ところで何故急にお金の話などしたのですか?」


「うん、俺達今いくらもってるのかって気になってさ」


金がないと宿にも泊まれないだろうしな


「確かにお金がなかったら必要な物を揃えられないという事になりかねないね」


イシュトはう~んと唸りながら歩く


「あ、あそこに門が見えるよ」


ネルが街道の先を指差す


外壁が街を囲んでいるようだった


門の奥に街が少しみえる


門の前には兵士が数名たっている


「ん?もうついたのかい?じゃあさっそく街へ入ろうじゃないか」


「街へ入るのにお金が必要とかないよな?」


「3ピズほど必要だけど、アタシがいるから免除されるかもね」


なぜ?why?と頭の上に?とだしていると


「以前アタシはこの水竜領首都トリクリアに来た事があるんだ」


「頼むぜイシュト!俺達も入れるように頼むぜ!」


アイザが真剣にイシュトに頼んでいた


「ハハ・・・僕らお金全然ないもんね・・・」


「だから私みたいにためておけばよかったのよ!」


「レイラは昔からそういうところコツコツとしっかりしてるよね」


そう話している内に門の前まできてしまったようだ


「止まれ!ここは水竜領首都トリクリアである、子供が何のようだ?」


ここはアタシにまかせてよとイシュトが小声で俺に耳打ちしてきた


「アタシは地竜領領主ガルズの代理で尋ねてきた娘のイシュトだこれが地竜のクレストだ確かめてくれ」


兵士がそのクレストを持ち少し確認すると一言


「ここで待ちたまえ、すぐに案内の者がくるだろう」


そういうと中へ入って行った


すぐに変わりの兵士が出てきて俺達を見張っている


~数分後~


一人の男がやってきた


「やぁ、イシュト久しぶりだね?それでお連れの人達は誰かな?」


「コイツは風竜ファヴニールの息子だそれとこっちはカンナで彼の侍女だ、後はおまけかな」


「「「おまけ!?」」」


3人揃って声をあげていた


「風竜をつれてきたと言う事は母様に会いにきたんだね?」


「母様?」


俺が呟くと


「これはこれは、申し遅れました僕は水竜領領主エリクリアの息子アケロンと言いますお見知りおきを」


名乗られてしまった


ならば名乗らねば


「風竜領領主ファヴニールの息子ケトスです、よろしくお願いします」


「こちらこそ」ペコ


「いえいえ、こちらこそ」ペコ


「いえいえいえいえ、こちらこそ…」


「こちらこそいえいえいえ…」


二人してペコペコ何故か少し楽しかった


というかこの人俺に付き合って遊んでくれてるな


なかなかノリがいいじゃないか


「なかなか面白い人じゃないですか」


「お前らは何をやってるんだ・・・」


イシュトがあきれていた


「それはそうとそろそろ屋敷へ行こうか街の中を通るからねそこのお嬢さん少しごめんよ」


そういうとレイラに向けて何か魔法を放った


するとレイラの下半身が足になった


「うぇ!なにこれ!」


変な声が出てかなり焦っている


「なおしなさいよ!」


下半身が超ミニスカートだ、というかあれはいつも腰につけてるスカートだな


「すまないね、他種族になれていない人は結構いましてね。屋敷まで我慢してください」


「動きづらい~!」


何これ足って動かし方わかんないんだけど!とか叫んでいた

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