水竜領首都へ 前編
後二日で出発だわ
用意できるものは準備しとかないとね
朝から持っていく物をカバンにつめる
すると私の家にアイザとネルがやってきた
きっと狩りの誘いだわ
「よぉ、狩りにいこうぜ~」
「レ、レイラ何してるのどこかに出かけるの?」
「そうよ、明後日の朝から水竜領にいってくるわ」
「なぁ!?何でそんな遠いところまでいくんだ?」
「そうだよ、ここからだと何ヶ月もかかるよ?」
「それがマシラさんのところに転移門があるらしいのよ、それでいくんだってさ」
「その言い方だと誰かと一緒にいくのか?」
「あいつら3人と行くわ!」
「僕は心配だよ・・・」
「大丈夫よ!たぶん・・・」
「ま、お前が行くっつーんなら行けばいいんじゃね?」
ここでずーっと暮らすのもいいけど世界を見てもいいとアイザは思っていた
アイザ自身も旅したいと考えていたからだ
レイラが行くなら行けばいい
俺達は最後の最後では止める権利などないのだ
「アイザ・・・」
「ふーん、いつ帰ってくるかわからないけどあんたらも病気とかするんじゃないわよ」
「んな軟な体してねぇよ」
「レイラ気をつけてね」
「はいはい、わかったからもう出て行きなさいよそれとも女の子の荷物をずっとみてるわけ?」
「へいへい、んじゃもういくわ」
「じゃあね、レイラ」
扉をしめる音が響く
正直好奇心であんな話など聞かなければよかったと思う
今ならまだ行かないと言えるかもしれない
でも何故か行かないという考えはなかった
レイラの家から出て数分後
アイザとネルは歩いていた
アイザが唐突に口を開いた
「ネル、家に帰ったら荷物整理して二日後にマシラさんとこいくぞ」
「えぇ!?ついていく気なの?」
「ネルはやめとくか?」
「はぁ・・・アイザ僕は君についていくよ友人だもんね」
「そうこなくっちゃな」
嬉しそうな顔でアイザはネルに笑いかけた
それから二日後
マシラの家の前には4人が集まっていた
「皆集まったようだね、それじゃあ行こうか」
イシュトが中に入っていくそれにカンナ・レイラ・ケトスも続く
「本当に朝はやくやってきたのかい?仕方ないねいつでも開くと行ってしまったからね」
部屋の奥からマシラさんが出てきた
「それじゃあお願いしますマシラさん」
「そう急く事はないよ、これを持ちな向こうの転移門がダメになっていたらこれを使いな」
「これは?」
薄い栞みたいな紙を渡された
「そいつは記録紙ってヤツさ魔力を注げば紙に記録された場所にいける貴重品だよ記録位置はここに設定してあるさ」
便利なもんだな
「ただし使い捨てなんだよ気軽に使えるものじゃないよ」
「どこかで買えるものなんですか?それとももうつくれない物なんですか?」
「そうさね、金で買おうとすると100ルズはするんじゃないかね?」
ルズ・・・はて1ルズいくらなんだろうか?
まだこの世界の金単位がよくわからん・・・
「100ルズかなかなかに高額だね」
イシュトが少し驚いたように呟いた
「まぁ記録紙の話はいいさ、転移門の起動の仕方を教えておくよ」
マシラさんの話を要約すると転移門に一定の魔力を注げばいいだけのようだ
魔力がある種族なら誰でも使えるって事だな
ただその一定量が少し多いみたいだ
「じゃあ、転移門をあけるよ?準備はいいかい?」
「お願いします」
マシラさんが目を閉じ体の正面に円を描いた円の内側が少し歪んでみえる
「さっさと通りな、長くはもたないよ」
「ありがとうございます!皆行こう!」
俺の言葉を聞くと皆それぞれ動きだした
円の内側を通るとそこは湖の近くだった
一瞬だった
「う~む街道か何かはないのか?」
一人湖の近くで立っていると後ろから
カンナが出てきた
「ケトス様?ここは?」
「ここは水竜領のアサン湖さ」
その後ろからイシュトが声をかけてきた
「ちょっとさっさとどいてよ!邪魔よ邪魔!」
「わかったから押さないでくれよ」
レイラがイシュトを押していた
「う~んアサン湖に出たのなら水竜領の街まですぐだね」
「カンナ地図とか持ってないかな?」
「ありますが、あまり詳細にかかれていません」
「土地感ある人つれてきたほうがよかったかな?」
困ったなぁと頭を悩ませていると
「「あああああああああああ!!!!」」
と俺たちが出てきたところから大きな声が聞こえてきた
ドシャアア
アイザとネルが地面に転がっていた
「いって~!久しぶりに全力疾走だったぜ!」
「つかまるほうのみにもなって・・・」
背中に糸がくっついている
転移門の方からのびているが
転移門の光が消え閉まったようだ
「あんた達!ついてきたの!?」
「まぁな!俺達も同行させてくれよ!頼むケトス!」
「ごめん、アイザを止めれなくて」
「あんたにそれは期待してないわよ・・・」
レイラがあきれたようにため息を吐いた
「俺は別にいいけど、何しに水竜領まできたのかわかってるの?」
二人は顔を見合わせて
「「そういえば聞いてなかったな」」
俺もレイラのようにため息が出てしまったのだった
アクセス数が少しのびてきたみたいで嬉しく思います
今後ともよろしくお願いします




