名を名乗れ!
朝起床する、居間にいくとイシュトが髪を結っていた
「ケトス今起きたのか?やはり朝弱いところはまだまだ子供だな」
「イシュトも子供のくせに・・・」
疲れていたのだ子供の体をなめるなよ
「アタシは胸もあるし大人だよん、ほれほれ~」
あまりない胸をこっちにむけないでほしい
「ちっ」
思わず舌打ちをしてしまった
カンナを見習えアイツはこんな事しない清純派だ妄想癖はありそうだけど
「なっ!くっ!やはり子供にはこの魅力わからないようだね」
「そんな事よりカンナはどこいったんですかね」
「カンナは調理場だよ朝食をつくってくれてるみたいだ時間があるのなら顔でも洗ってきたらどうだい?」
「そうするよ」
家を出て数分歩くと村で共有している井戸がある
風呂場はあるのだが水はここで汲むか魔法で出すしか手段はない
朝から魔法何て使いたくないし井戸で十分だ
「う~ん、日本と作りはあまり変わらないな」
ガラガラと滑車をまわして水を汲む
汲んだ水を使いその場で顔を洗う
うん、スッキリした
「お、昨日の竜人さんに付いていたガキじゃん」
「ん?猫耳だ」
猫耳獣人が近くによってきた
「ハハ、猫耳か自己紹介しとくよ俺はアイザってんだ獣人とのハーフらしいんだけど何かはわからないだ」
「そうなんですか、竜人のケトスって言います昨日からここに住む事になりました」
「え!?お前竜人なのか!?うわ、すまん!無礼だったか!」
何をあせってるんだ、よくわからん
「普通に話してくれるとありがたいかな」
「そ、そうか?助かった敬語は疲れるからなぁ」
「ところで何で竜人には敬語なんですか?」
「うん、竜人ってのは力も強いし人をまとめている王様みたいな偉い人だからな敬語になるのも当然だ」
そういうもんかね
「そうなのか・・・あっ!そろそろ朝食ができてるかも、もういきますね」
「おぅ!また後でな!」
家に戻るとカンナが食事を並べている最中だった
「あ、ケトス様おはようございます丁度朝食が出来るところなので食べて下さいね」
「ありがとうカンナ」
「うんうん美味しそうだねではいただこうじゃないか!」
今日の朝食はパンと野菜スープそれにサラダだ
特に変わった食事ではない
普通だ
食べよう
食事が終わるとカンナがメモ書きか何かを出してきた
「ケトス様朝居間の机にこれが」
-ヒューレンです♪僕はもう帰るからね、後の事はマシラちゃんに聞いて下さい!お兄さんは忙しいのだよ-
何を聞けというのか・・・とりあえず各地の竜玉に触れないといけないから
次の目的地を決めないと
「ヒューレンさんのお役目は終わりって事かな?」
「そうだと思います、時間が空いたらマシラさんに聞きにいきましょう」
その方がいいな何か知っているかもしれないし
「夕方行った方がいいかな?管理人とか言ってたから忙しそうだしね」
「では夕方向かいましょうか」
「うん、夕方だねわかったそれまでアタシは鍛錬でもしとこうかな暇だし」
お前もついてくるのか・・・
とここである事に気が付いた
「マシラさんの家どこだろ」
「あ・・・」
「ん?」
この3人では答えが出てこないだろう
と数秒沈黙していたら
玄関から大きな音が聞こえてきた
ドンドンドン!
「働かざるもの食うべからず!あけるわよ!いいわね!」
返答も聞かず勝手に家に昨日の下半身蛇の女の子が入ってきた
元気な事で
「あ~だめだよ!レイラ!いつも君はそうやって!」
レイラと呼ばれた女の子の後に中性的な子が入ってきた
「アイザに聞いたわよ!あんた達今日からここに住むらしいわね!ちゃんとルールには従ってもらうんだから!」
「あー!あー!すいませんすいませんすぐ終わりますからー」
あの子は大変そうだな
「おーい!レイラお前はいつもそうやって最後まで人の話を聞かないで!ってあ!?もうあがりこんでるのか・・・」
「あら、アイザあなたまできたの?ちゃんとここのルール説明しなさいよね!」
「それは落ち着いてからでも遅くないっての・・・はぁ~ケトスすまないな」
「いえ、大丈夫です」
「んーっとなここに住む人達はそれぞれ得意な仕事をするんだ狩りとか野菜つくったりとか他にもいろいろあるけど
俺達にできる事っていったら小さな動物を狩るとか山菜やきのこを採ったりとかかな
どっちでもいいからやってほしいんだ食材が多くとれたら交換したりしてもいいし
むしろ交換してほしい、とれないヤツやそういうのが苦手なヤツもいる
基本的には自分の食べる物は自分でとる、それがここでの仕事みたいなもんかな」
うーん、要するに狩りするか 山菜採り行ってくるか どっちかって事か
「話はわかりましたそれならば心配はいりませんケトス様は優秀な魔法使いでもあるのです」
カンナ期待させるなだめだぞ
「小動物などケトス様にかかればすぐに集まりますよ」
「ケトス様?このガキの事?」
レイラと呼ばれた子が俺を指す
「ガ、ガキ?何て無礼な!」
あ、カンナが怒ってる珍しい
「おいレイラ失礼だぞ人を指さす時は自分も指されると思えよ」
「何アイザ説教のつもり?」
「あ~も~二人とも~!」
中性的な子が困った顔で二人を見る
「あい!わかった皆の衆!こちらに注目しなさい!」
大きな声を出しイシュトが皆の視線を集めた 見ると自分の胸に手をおいていた
「1つ・・・言いたい事がある!それは・・・自己紹介だ!名を名乗れ!アタシの名はイシュト!次!」
そういうとレイラに指をさした
「な!何よ!あんたの事くらい知ってるわよ!新参のくせに生意気ね!いいわ!名乗りましょう!
私はレイラ!かの有名なラミア一族の末裔よ!次!」
横にビッ!と睨んだところに中性的な子がいた
わたわたしながら自己紹介をはじめる
「え!?ボ、僕はネル、種族は夢魔ですよろしく・・・えっと次どうぞ」
「ん?俺か俺はアイザ種族は獣人だとしかいいようがない正確には自分でもわからないな次どうぞ」
「風竜領竜人ケトス様の侍女のカンナと言います、私も薄いながら竜人の血をひいていますよろしくお願いします」
チラッとカンナがこちらに視線をおくってきた
俺で最後か
「竜人のケトスって言います、気軽に声かけてもらっていいんで仲良くして下さい」
一通り自己紹介が終わっただろうか
少しおとなしくしていたレイラが目を見開いて俺達を見る
「あ、あんた達竜人だったのおおおおおおお!!!!」
家の外まで響くような大きな声だった




