第零話~とある魔人の心の叫び~
思いつきで書き始めた為、1話分すら完成しておりません。早急に完成させますが、ここで謝罪をさせていただきます。
カラン、カラン
穏やかなドアベルの音とともに木製のドアが開けられた。
「ただいまー」
これまた穏やかな美声も聞こえてきた。その言葉を発した青年の顔もこれまた穏やか笑顔だ。
この二つがどのような具合かと聞かれたら誰でも、『向けられた女性がどれだけ愛されているか何て事も分かりそうな程だ』と答えるだろう。
これを簡潔にと言われたらただ一言、とても素晴らしいとしか言いようがないだろう。
勿論「ただいまー」の後に続くものと言えば―――――――
「おかえり。いつもより帰ってくるのが早いけど何かあったの?」
なんと愛に溢れた美声であろうか。その言葉を発した女性の顔も溢れんばかりの愛をそのままに笑顔を浮かべている。
『なるほど、これが世間で言うところのバカップルというものか』と納得させられてしまいそうである。
ここで一つ言っておかねばならない事がある。それは多数の方が想像しているであろう二人の容姿についてである。
まずは初めに登場した青年の方からにしよう。
髪は光輝なる金色、瞳は暁を表す紫紺。簡潔に言うとするならば、まさしく神が創りし造形である。
......いや、もう少し凝った説明しろと言われても困るんだが。と言うより手抜きはしてないぞ!?ーーーコホン、次は女性の方を紹介しよう。
髪は宵闇の深き黒、瞳は底の見えぬ暗き蒼。これまた神が創りし造形としか言いようがない程だ。
......いや、マジで手抜きとかじゃないんでそんな恐い顔でこっち来ないで下さい!
まあ、この二人を本当に手抜きして言うとしたら「神に愛されし者」が一番妥当だろう。ある事情を含めても確かに妥当としか言いようがない程だし。その事情ひ追々言うとして、今はもっと大事な事があるのだ。
それはこう言う事だ!
「こっちに向かってた隊商が魔物に襲われて壊滅したらしい。だから、仕入れる予定だった果物は手に入らなかったよ。」
何という悲劇!この事を言わずして他に何と言うのか!なんたる不届き者であろうか!
「まあ!それで果物はどうなったの?」
えっ?!普通隊商の人達を心配するでしょう!心配しないといけないでしょう!
「この魔人はさっき拾って来たんだよー!」
違う!拾われてやったんだぞ!
「そうなの。じゃあ今すぐ捨ててきて頂戴ね」
マジですいませんでした!本当に調子に乗ってすいませんでした!
「口調に敬意と誠意がないからダメね」
誠に失礼を致しました!敬意はご容赦下さ
い!これから意識改革します!
何て物騒な人達なんだ!
誤字などを発見した場合は、報告お願いします(>_<)ゞ
※サブタイトル「初めに紹介したいこと」→「とある魔人の叫び」に変更 5/19