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アーク  作者: Masa
32/37

ep.32 封印の地

眩い光に包まれたジャスミン一行が転移した先は、まさに夢幻の世界だった。

足元はふかふかの雲でできており、周囲には幾本もの巨大な石柱がそびえ立つ。

それぞれの柱には、様々な宝石や金銀の装飾品が埋め込まれ、その異様な豪華さに一行は目を奪われた。


その空間の真ん中に、ポツンと置かれたゴージャスな丸テーブルと椅子。

そこでは、まるでティータイムを楽しんでいるかのような人物が、優雅に座っていた。


「やぁ、諸君」


高貴そうな声が響いた。

その人物は立ち上がると、片手にティーカップを持ったまま、ゆっくりとこちらに歩み寄ってくる。

彼の背中には、白い翼が生えていた。


「よく来てくれたね」


ジャスミンは呆然としていた。

彼女が想像していたのは、薄暗い場所で鎖に繋がれた、ボロボロな姿の堕天使だったからだ。

そのギャップに、驚きを通り越して困惑が広がった。


「…ふふっ」


隣にいたアークが、ついに堪えきれず笑い出した。

最初は小さな笑い声だったが、次第に抑えきれなくなり、腹を抱えて笑い始める。


「あはははっ、何だよこれ!」


高貴そうな人物は、アークのその言葉に「何かおかしなところでも?」とでも言いたげなジェスチャーをした。

その様子がまたおかしくて、つられてジャスミンも、ブライアン、セツナ、ヴァルカンも、みんなが笑い始めた。


その光景を見た高貴そうな人物は、ツカツカツカツカと早足でパーティのもとへとやってきた。


「なんだよもう、ここは感動的な出会いの場面ではないのかい?」


彼の言葉に、一行はさらに笑みを深めた。

その場は、封印された堕天使との対面とは思えないほど、和やかな空気に包まれた。

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