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アーク  作者: Masa
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ep.31 巨大魔法陣起動

ジャスミンたちが第一の塔を攻略し、第二、第三の塔が出現したという通知が街にいる全プレイヤーに届くと、街は瞬く間に喧騒に包まれた。

隠しクエストの解放という報せは、多くの冒険者たちの好奇心と功名心を刺激したのだ。


「おい、隠しクエストが出たぞ!」

「 行くぞ、俺たちも!」

「でも隠しクエストだぞ、はたして俺達なんかの手に負えるのか」

「いやいや、全員で押し込めばいけるだろ!」


数千人はいるであろうプレイヤーたちが、我先にと第二、第三の塔へと殺到した。

彼らは巨大な数の力で、それぞれの塔の守護者たちを圧倒し、わずか1時間足らずで、残る二つの塔をも制圧してしまった。

それぞれの塔の最上階で堕天使の封印が一つずつ解かれるたびに、街の空にはまばゆい光が走り、プレイヤーたちの歓声が響き渡った。


ジャスミンは、アーク、ブライアン、セツナ、ヴァルカンと共に街に戻ってきていた。

プレイヤー達による塔の攻略が完了した時、彼らのもとには新たな通知が届いた。

それは、他のプレイヤーには見えない、ジャスミン一行だけに送られたクエストメッセージだった。


【全ての塔の封印が解かれました。街の中央に、封印の地へと続くゲートが出現します。堕天使を解放してください。】


メッセージの指示に従い、ジャスミンたちが街の中心へと向かうと、そこには巨大な変化が起きていた。

冒険者ギルドを丸ごと包み込むほどの大きさの、複雑な文様が描かれた魔法陣が、地面に輝く光を放っていた。

その魔法陣の中心に立つギルドの扉が、まるで彼らを招いているかのようだ。

ギルドの中央部分では、すでに数人のプレイヤーが魔法陣の上に足を踏み入れ、何かが起こるかと期待して足踏みをしたり、周りを見回したりしていたが、何も起こる気配はなかった。

彼らは首を傾げ、結局魔法陣から離れていく。


しかし、ジャスミン一行は確信していた。この隠しクエストの鍵は自分たちだけにある、と。


「行くわよ!」


ジャスミンの言葉に、ブライアン、セツナ、ヴァルカン、そしてアークも力強く頷いた。

一行が魔法陣の中心部分に足を踏み入れた、その瞬間だった。

地面の魔法陣が眩いほどの光を放ち、轟音と共に起動した。光の柱が天へと昇り、ギルド全体を包み込む。

周囲にいた他のプレイヤーたちやギルド職員たちは、突然の出来事に驚き、目を見開いて立ち尽くしていた。

光の柱の中で、ジャスミンは周囲の人たちに向かって微笑んだ。


「ちょっと、行ってきますね!」


その言葉を最後に、ジャスミン一行は光に包まれ、その場から転移していった。

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