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アーク  作者: Masa
24/37

ep.24 謎のプレゼント

マイケルが食べ終えると、彼はすぐに自分の部屋へ駆け込み、ヴェリディアン・レゾナンスの筐体に潜り込んだ。

ジャスミンは、ブライアンの様子がやはり気になり、彼の家を見に行くことにした。

ブライアンの家の玄関前まで来ると、ブライアンが、薄汚れた普段着姿で、玄関に立っていた。

どうやら外出から戻ってきたばかりのようだ。その手に持っているのは、コンビニのビニール袋一つ。

ジャスミンは思わず眉をひそめた。

せっかく病院に行ったのに、またこんな粗末な食事で済ませるつもりなのだろうか。


「ブライアンさん、また無理をして……」


ジャスミンが声をかけようとしたその時、玄関の脇に、見慣れない大きな段ボール箱が雨に濡れて放置されているのが目に入った。

昨日ゲーム内でブライアンが送ると言っていた、「プレゼント」がもう到着したのだろうか?

それはモニターらしきものだった。

ジャスミンは急いでその大きな箱に触れた。

水濡れで少しふやけているが、中はまだ無事なようだ。

ブライアンはジャスミンが箱に触れていることに気づくと、一瞬バツが悪そうな顔をした。

ジャスミンは訝しげに箱を見つめた。ブライアンは彼女の視線から逃れるように、そそくさと家の中に入っていく。

ジャスミンもその後を追って家に入ると、リビングの隅に置かれたヴェリディアン・レゾナンスの筐体から、微かな稼働音が聞こえてきた。


ブライアンはすでに筐体の中に潜り込んでいた。

ジャスミンは驚きを隠せない。

ついさっきまでそこにいたはずの彼が、もうゲームを開始している。

彼の行動に、彼女の混乱は深まるばかりだったが、ブライアンとの約束は守らねばならない。

ジャスミンは、モニターを部屋の中へと運び込み、梱包を外すと、同梱されていたケーブルと、そして筐体と繋いだ。

改めて見てみると、モニターが規格外の大きさだ、果たしてこれほどの大きさが必要なのだろうか?

最近の機械はミニマム化が進む一方で、時に規格外の巨大さを誇ったりもする、よく分からないものだ

しかし、繋いでみたはいいものの、モニターには何も映らない

あちこちのボタンを押してみたり、少し叩いてみたりもしたが、何の変化も見られない

暫く考え込んだ彼女は、諦めてひとまず帰宅することにした。

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