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ど正論ヒーロー セイロンガー  作者: 月極典


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正論⑷ スーパー


 こんにちは真由美です。


 私は今スーパーの地下食品売り場に来ています。

あ、今回は攫われたわけでは無く自分の意思で来たんです、って当たり前ですよね……。


 この前、イカルガさんに攫われて、セイロンさんに叱られました。


「帰宅ルートを変えるなり、友達と帰るなり、親に迎えに来てもらうなり、方法はいくらでもあるだろう?」


 私、親に相談したんです。

そうしたら、そのセイロンさんに会わせなさいってお父さんが言うんです。


 あ、いました、セイロンさんだ。


 何してるんだろう?お肉売り場でじっと豚肉を眺めてます。邪魔しない様に待ちます。


 まだかな?あれから3分くらい眺めてます。


 あ、歩き始めました。

結局買わなかったみたいです。


「あ、あの……セイロンさん」


「ん、君か。今日はイカと一緒ではないのか?」


「今日は!……1人……です」


「冗談だ、悪かった」


「あの……豚肉……買わなかったんですか?」


「ああ、今日の気分は豚肉じゃないと結論が出たんでな」


「そうなんですね……じゃ、じゃあ牛肉ですか?」


「いや、今日は手巻き寿司パーティに変更だ」


「ご、ご家族で?」


「いや、1人で」


「それでしたら、あの!……うちに晩ご飯食べに来ませんか?」


「……それは、どういうのだ?」


「どういうのだ?」


「どういう事か、と聞いている」


「あの全然、変な意味じゃなくって、お父さんがセイロンさんに会ってみたいっていうんです……」


「そうか、親御さんが会いたいと言うなら無碍に断るわけにもいくまい」


「多分、御礼を言いたいんじゃないかと……」


「御礼を言われる程の事はしてはいないが」


「いえ、2回も助けて頂いて、母も感謝していました」


「そうか、それでは一度帰宅して着替えて向かうとしよう」


「そのままでも大丈夫ですけど……」


「いや、初めて行くお宅にヒーロースーツにダウンジャケットでは失礼にあたる。それなりの格好と言うものがある」


 私は、ご自宅のマンションまで行き、外で待つと言いましたが、外は危険だからロビーで待つ様に言われ、セイロンさんを待ちました。


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