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第十一話 徹底した教育
…それから時が経ち共和国暦276年
フロンレスは息子ラーネスに自らの夢のために徹底した教育を施した。
まず、祖国"ラッティ連邦"の成り立ちから教えることに
フロンレス「我らが祖国ラッティ連邦の前身としてナゼルタ王国というものがあった」
フロンレス「王朝はサイト朝でこの王朝は
元々は前のラサガ朝の流れを汲む貴族の
出身だったが、徐々に力を付けていき王をも上まわった。しまいにはとうとうラサガ朝を打倒し新たな王朝を開いたのだ。
この国は王の政策によって国力を増し続け
経済も潤っていた。
しかし、この王朝はたった98年しか持たなかった。」
ラーネス「なぜ、経済も潤っていたのに長く続かなかったのですか?」
フロンレス「それは…この国には大きな問題があったからだ…」