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まるでひまわりのようだった

作者: 雨宮朋夜

「じゃあ、休憩行ってきていいよ」

 副店長からそう言われ、仕事にの緊張から一時間だけ解放された。

 時刻は午後四時。

 これじゃあいったい何食なんだろう。

 あんまりガッツリ食べると夕食に響くし、かといって何も食べないのも疲労困憊の脳みそが働かない。とりあえず、最近ハマってるサンドイッチを買いに足を運んだ。

 サンドイッチは四百円からと少しお高めだが、品揃えは良いし、何より美味しい。あと、並んでいるのを見たことがない。せいぜい一人くらいだ。一時間という限られた時間の中で考えると行かない手はない。

「いらっしゃいませ」と店員さんから声を掛けられる。普段は優柔不断だが何しろ時間がない。一番初めに目に着いた商品を告げ、ポケットからスマホを取り出す。支払方法を告げようと、顔を上げると、一瞬言葉を失った。花のような、まるでひまわりのような笑顔でこちらを見ていた。単なる営業スマイルかもしれないけど疲労困憊の私にとっては、疲れが一瞬なくなるくらい素敵な笑顔だった。

「……すみません、やっぱりもう一個追加していいですか?」

 気が付くとそう告げており、商品また選んでいた。


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― 新着の感想 ―
[一言] 読んでいる私もニッコニコ^_^
2024/05/25 21:20 退会済み
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