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版外文芸観 暗証も暗号も無し。暗証や暗号への誘導も無し。暗証や暗号への誘導も無し。

作者: 櫛之汲 

暗証も暗号も無し。暗証や暗号への誘導も無し。


令和1年9月3日

小説家になろうへ投稿


櫛之汲


思想を水に例えたのなら出版で表現できる水量の限度に需要が差し掛かって文芸形態が映画アニメ演劇ゲームへ推移していくこともあるかと思う。

原作を創作しても著者に旨味がないのである。

印税しかない。監修しかしない。

ライツビジネスをしたいかというと違うだろう。

文字の原著作は形態が絵コンテ脚本プログラミングと違ってくる。

アニメーション、ボイス、環境音、原作世界環境舞台設計、イラスト、システム、文字情報にはない表現に優位性がない。

書籍の需要が減っている。質の高い原作があっても質の高低は外因による。原作の市場価値が低い。


出版社と作家が二人三脚をしていくには、原作の市場価値を高める必要がある。


アニメーション、ボイス、環境音、原作世界環境舞台設計、イラスト、システム、を含む文字情報を創作する必要がある。

メディアミックス市場設計書を原作に付加するわけです。

企画書から作るわけではない。

アニメ版原脚本を作っておく、アニメイラストをも発注しておく、原作世界のイラストレーションをアニメなどに合わせて創作しておくあるいは仔細記述する。環境音くらいはつけておく。舞台となる立体仮想空間を設計しておく。絵コンテを何パターンも書いておく。企画規模に合わせ脚本を何パターンも用意する。ボイスも発注しておく。

一作家に対してこれだけの費用と手間と人件費を配分できるであろうか。出版社の規模が大きければそれだけできないだろう。


付加価値を高めるには、電子化が早いが、商品としてお粗末だ。サイト利用規約を設けないと責任逃れ責任所在の個人情報保護を利用した所在不確実化できないと被害可能性セキュリティ脅威があってとても売れないだなどとは、世間の大多数の注意深いお客が定着するはずがない。いつか破綻する。


全うな方法としてはコンシューマー記憶媒体を販売する手法だろう。

コンシューマーゲームの売り上げをみればそううまくいかないだろう。媒体の安全性も問題である。

イラストと環境音、詳細な立体舞台設計、それを構築するシステム。

ボイスは文字情報でも文体の工夫で少しはカバーできる。

後付けでいい。


舞台イラストは下手でもいいと思う。キャラのイラストは不要かもしれない。だって何のための文章なのか。

環境音と背景と小物建物をうまく表現すれば、想像では十分な付加価値がある。

小物も資料にして絵と共に読めるといい。なろう作家はよく作品の資料をつけている。


立体設計しておくといいお金がかかってしまうが。


もう少し文芸は表現できる。

絵が書けないなら小物を作ってしまえばいい。

アニメ調にするなら写真にしてそこに色をつけたらい。

口笛や控えめな息遣いや呼吸なら、声に自信がなくとも付けられる。

文字情報だけよりも作品にぐっと魅力がでる。布の音で動きがつく、野鳥の鳴き声で空間が想像できる。文字がスクロールなら読み手の速度で流れていく。幕間にジングルだってつけられるしアイキャッチをつけてもいい。付加される付加価値の種類はアニメに劣る作品にはなるけど、原作の世界観は保たれる。


しかし、環境音と背景と小物建物をうまく表現する方法が世の中には既にたくさんある。個人ブログもあればビジュアル重視のブログ、カスタマイズできるブログサービス、そうした環境音と背景と小物建物をうまく表現をサポートする投稿サイトがそのうちでてくる。それがスタンダードになれば、それはそれで付加価値としての価値が減る、結果、文字による文芸の質が問われる。そうなっていくと広告が環境音と背景と小物建物をうまく表現するその作品の中に、作者の手で行われる形式になる気がする。

しかし、その制度はない。

サイト利用規約と出版契約の差が投稿者に不利に働く上に、インターネットの匿名性、情報の即時伝達改変更新保存収集集積且つ電脳化システムへの作用の自動化不確実性やなりすましセキュリティ脅威に滑っていくのは躊躇うのが人の心である。




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