表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/126

第81話 横暴

家族との絡みです

「マサル〜ゲームやろ〜」


朝、この声で起こされた。

「姉ちゃんおはよう。眠いから無理」

時計を見てみると6時。


「今日部活ないでしょ?暇だからゲームしよう」

何で朝からゲームなんだよ。

「俺は二度寝に忙しいから無理。さっき夢の中で友達と喧嘩したから仲直りしないといけない」

「馬鹿みたいなこと言ってないでゲームするよっ」


こうなった姉ちゃんはもう自分から絶対に折れない。

「嫌だ。昨日10時に寝たから10時間睡眠にはあと2時間寝ないといけない」

俺だって折れない。


「マサルさぁパソコンの履歴消し忘れてたことあったよね………起きないと香織ちゃんにマサルがどんなジャンルの動画見てたか言うよ?」

なん………だと?

とんでもないことを!


俺は諦めて布団から出た。

そうすると俺と入れ違いに姉ちゃんが布団に入って行った。


「何やってんの?せっかく起きてあげたのに」

「ちょっとゲームのセットが出来るまで寝とくわ。夏でも朝は寒いからね」

どーゆーことやて!

どうしたらこんな自分勝手に育つんだよ!

「ついでに朝ごはんも用意してくれる?ついでだから良いでしょ?」

よくねーよ!

どーゆー人!?


諦めて俺は部屋から出て行った。


朝ごはんのトーストと牛乳の準備。

牛乳か………姉ちゃんのはカルピス原液でいいや。

見た感じわからんだろ。



次はゲーム。姉ちゃんの部屋からプレステ2を取りに行く。

………おぉ、片付けられない女。

机の上は学校の教科書とかプリントとかが山積み。なんかジェンガみたいな絶妙なバランスで積んである。

床の上も、服は脱いだら脱ぎっぱなし、本は読んだら読みっぱなし、お菓子は食ったら食いっぱなしのまるで無法地帯だ。

こんなにだらし無い奴なのに勉強は出来るからムカつく。


お目当てのプレステ2も服とか漫画とかでカモフラージュ&ディフェンスされてて発見&奪取に苦労した。

俺はゲームを持ってないんだが姉ちゃんは持ってる。

フツー逆だろ。

ソフトもテキトーに持ってく。





「ごくろう」

部屋に戻ったらこう言われた。

何様だ!?


俺はプレステ2をテレビに接続しながら後ろを向くと、姉ちゃんはもうトーストを食ってた。


トーストのカスを床に落とすんじゃねえよ!

机の上で食え!

「どうした?」

「………何でもない」

俺は作業に戻った。

コンセントを繋ぎドラゴンボールZ3のソフトを入れ、起動。


「出来たよ」

俺は後ろを振り返って姉ちゃんに言った。


てか、あれ?

「俺のトーストは?」

俺の分のが無くなってるんだけど。

「食べちゃった」

だそうだ。聞くまでもなかったよ。

「カルピスって原液でもイケるんだね」

飲んだのか!?

姉ちゃんは究極に舌が馬鹿だ!



「ゲーム始めようっ。誰使おうかな〜」

やっぱ悟空かな。でも原作だと悟飯のほうが好きなんだよね〜。

あっ、やっぱピッコロさんが1番好きだしピッコロさんから使おう!

「マサルはヤムチャね」

え?

「ヤムチャで決定して!」

最悪だ。

「アタシは誰使おうかな〜」

「姉ちゃんはフリーザとかセルとかがいいと思うよ」

「じゃあフリーザにしよ!」


対戦相手が決まった。

ヤムチャVSフリーザ

なんて凶悪な組み合わせだ。


結果は俺のボロ負け。

狼牙風風拳でフリーザに勝てるわけねえだろ!


第二試合

ミスターサタンVSセル

セルゲームの再現とでもいうのか。


もちろん俺の負け。

サタンは原作でも嫌いだ。


第三試合

ビーデルVS魔神ブー(悪)

可哀相な組み合わせであることは言うまでもない。


勝てるわけねぇ!


第四試合

ナッパVS孫悟空

サイヤ人編の再現だな。

でもちょっとまて

「姉ちゃんは正義のZ戦士使っちゃだめだろ!」

「なんでよ?」

「しかもなんで俺がナッパなんだよ!」

「仕方ないじゃん。アタシ、ナッパ嫌いだし」

マジ横暴だ!


結果は聞くまでもねぇよな。



ドラゴンボールで一通り遊んだ後はバーチャファイター・鉄拳・ストリートファイター・ソウルキャリバーなどの格ゲーを夕方までしまくった。


「受験勉強はいいの?」

「何の問題もない」

さいですか。



夕方になって姉ちゃんが塾に行ってようやく終わった。

超疲れた。それなりに楽しかったけどね。



「マサル〜!夜ご飯何がいい〜?」

母ちゃんから夜ご飯を聞かれた。

もうそんな時間か。

そういや朝から何にも食べてねぇや。めちゃくちゃ腹減ったわ。

何でもいいから食いたい!

「何でもいいよ〜!」

「じゃあサラダねっ!」


ちょっとまて!


作者が1番好きな格ゲーはソウルキャリバーです。1番苦手なのはスマブラ。………スマブラは格ゲーではないか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ