第76話 エイプリルフールだけに
ホントは四月一日に投稿したかったんです………久しぶりに野田・高橋の会話だけ〜
「なあ、嘘でもつこうか」
暇なのでこんなことを提案する俺。
ささやかなエイプリルフール企画だ。
「嘘だと分かった上で嘘をつきあうのか?楽しいかソレ?」
「やる前からそんなこと言うなよ高橋名人」
「名人付けんな。しかも俺も野田も高橋名人知らない世代の子だろ」
「そーゆーこと言うのはやめましょうよ。高橋は人の揚げ足ばっか取って何が楽しいんだ?」
「お前の為だぜ。少しでも自分の愚かさに気付けばいいかなと思ってやってるんだけどな。だから俺だって揚げ足取りなんて楽しくなんてねぇんだよ。自己犠牲?慈愛に満ちた精神?そんなので俺は動いてるんだ」
「高橋………お前、今日は一段とキモいな。エイプリルフールだけに?」
「そんなもん知らん。てか嘘つきあうんじゃなかったのかよ?」
「テメェが出鼻くじいたんだろ」
「ごめんね」
「高橋は語尾に“ね”を付けんな。お前が言っても可愛くないから」
「死ね」
「それはその言葉自体可愛くないだろ。てか可愛くないって言われたのが悔しかったのかよ」
「エイプリルフールだけに?」
「精一杯のボケだったのか?てか何で俺がツッコミなんだよ」
「エイプリルフールだけに?」
「その言葉が万能だと思うなよ高橋」
「また話がズレてるぞ。早く嘘つこう」
「…お前、そんなにマイペースなキャラだったか?」
「俺なりのエイプリルフール企画だ」
「もうエイプリルフールとか関係ねぇじゃん。まあいいけどさ」
「じゃあ嘘つこうか。順番に言ってってより本当っぽい嘘ついた方が勝ちな」
「ちょっと待て、俺が提案したのに何で高橋が仕切ってんだよ」
「いいだろ別に。二人しかいないんだから」
「まあいいや。でも判定は誰がするんだよ」
「セルフサービス」
「マジいい加減だな」
「じゃあ早速、野田からどうぞ?」
「俺からか………ドラえもんってネズミよりも苦手な動物いるらしいぜ」
「マジか!?何!?」
「いや、嘘だから」
「そうだった」
「じゃあ次は高橋どうぞ?」
「うーん………特許ってあるよな。日本で1番儲けてる特許って何だと思う?傘の持つところなんだよ。あのカーブしてる所って実は特許なんだぜ」
「本当か!?確かに持つところが真っ直ぐになってる傘もあるもんな!スゲー!」
「おい、嘘だぞ」
「そうでした」
「勝ち負けどうする?」
「めんどくせぇな。無しの方向で」
「だな。じゃあどんどん言ってくか。次は野田だぞ」
「桃太郎のお供の動物が猫って語り継がれてる地方があるんだぜ」
「猫だけ?弱そー、しかも働かなさそー」
「猫の引っ掻く攻撃に鬼達は『こりゃたまらん』と逃げていきました」
「どんだけ鬼弱いんだよ!」
「キジのつっつく攻撃に鬼達は『ひぇ〜痛い痛い』と逃げていきました」
「どんだけ鬼弱いんだよ!てかキジはホントにいるだろ」
「次、高橋!」
「俺、円周率百桁まで言えるんだぜ。3.14526875100324929・・・・・828828!どうだ!」
「超テキトー!超嘘つきー!3.14の次からいきなり違うし!」
「全然知らねぇもん」
「しかも途中で324929とか828828とか入れただろ。NOVAとやずやの電話番号じゃん!」
「芸が細かいだろ?野田どうぞ?」
「次回作の大乱闘スマッシュブラザーズにせんとくん参戦するらしいぜ」
「あるわけねーし!もう騙す気ねぇだろ!」
「せめてヒコニャン出せばいいのにな」
「確かにヒコニャン可愛いけども、何で地方の観光キャラがスマブラに出れるんだよ!」
「隠しキャラに手塚治虫がいるらしい」
「俺のツッコミは無視してボケを重ねんなよ!しかも手塚治虫って!戦えねぇだろ!」
「ヘブンズ・ドアーが使える」「漫画家違い!岸部露伴!」
「バカバカしいな〜。高橋どうぞ?」
「………俺、男が好きなんだ」
「………え?」
「いや、嘘だから」
「そんなの急にカミングアウトされても………」
「引くなよ!嘘だって!」
「言っとくけど俺にその気はないからな」
「俺もねぇよ!これは嘘つく企画だろ!?」
「うわぁ、えらいこと聞いてしまった………黙っていれる自信ないわ」
「変な噂流すんじゃねえぞ!」
「とりあえず加藤と町田にでも相談するわ…」
「やめろや!悪ノリすんなや!」
「ガチホモ高橋…」
「最悪な呼び名するな!」
本当に手塚治虫スマブラ参戦してくれねぇかな。治虫が無理ならデヴィ・スカルノでもいい。アイスクライマーの代わりに叶姉妹を参戦させてほしい。任天堂頑張ってくれ!