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第50話 不真面目十代しゃべり場

第50話目です!おめでたい!今回は会話文だけです。

「暇だな」

「そうだな」

「今日はまた一段と暇だな」

「そうだな」

「だから今日はちょっと趣向をこらした会話をしたいと思う」

「どんな?」

「俺たちはいつもどんな会話してる?寝ても覚めてもエロ話ばっかりだ。クソしょーもないエロ話ばっかりだ。そうだと思わんかね?」

「そんなこともないだろ」

「そこでだ。別にエロ話も楽しくていいと思うんだけど、今回はちょっと頭の良さそうな会話というのをしたいと思う」

「自分からこーゆーこと提案してる時点でバカだけどな」

「いいんだよ」

「まあいいけど。じゃあどんなことを話す?」

「じゃあ簡単なとこから、日本のグローバル化について」

「それは簡単なのか?」

「知らん。考えたことなんて無いし」

「なんだよそれ」

「知らん。とりあえず何か言ってみて、それに俺が何か答えるから」

「わかった。・・・最近、海外で日本食って人気だよな。それについて」

「おぉ、お前いきなりディープな話題から突いてきやがんな。・・・俺はあんまり好きじゃないな」

「海外で日本食が人気なことが?」

「そう。だって奴ら絶対わかってないぜ、刺身にソース付けて食ってるんぜ?日本食の良さなんてこれっぽっちもわかってないぜ?アメリカのデブ達がヘルシーだからって喜んでるだけだろ」

「確かにな、お前は言いすぎだけど」

「寿司に至ってはカルフォルニアロールなんて言うよくわからんもんに化けやがって!それでアメリカのセレブデブが『このスシは美味しいわね』なんて言うのがゆるせん!あんなもん寿司じゃねーよ!しかも『このスシは・・・』ってことは本当の寿司は不味かったってことじゃねーか!だったらフザケタ創作加えてないで食うなよ!」

「怒りすぎじゃね?でも俺もお前には共感できる。あんなカルフォルニアロールとかいうイロモノに満足しないで本当の寿司の良さを知ってほしいってことだろ?」

「・・・お前というフィルターを通すと俺の考えがやさしくなっちまうな。俺の怒りが小さくなっちまうだろ」

「すまん」

「まあいいさ。ところで寿司食いたくね?食いにいこうぜ」

「いや、別にいい」

「そ、そうか。じゃあ次のテーマだ」

「・・・いいけどさっきから間違いなくバカの会話だぞ?頭良さそうじゃないぞ?」

「かまわん」

「いいのかよ、お前が頭の良い会話したいって言いだしたのに」

「無理だとわかったからな。では次は俺からいくぞ。・・・じゃあ“ナンシー”って名前の女の子がいる。お前はどう思う?」

「心理ゲームか?」

「似たようなもんだ」

「そうか。・・・外国の女の子だと思った」

「そんだけか?」

「そんだけだ」

「そうか、つまらんな。ちなみに加藤はこの質問で、10歳ぐらいの金髪白人の女の子に無理矢理いかがわしい事をするところまで想像した」

「相変わらず最低だな。それでどんなことがわかるんだ?」

「ちなみに俺は・・・」

「俺の質問は無視かよ。まあいいけど」

「俺は、日本の小学校に通っててシンナーって呼ばれてバカにされるナンシーちゃんを想像した。俺だったら絶対言うもん」

「お前も最低だな」

「違うよ、これはいわゆるナンシーちゃんのことが好きだから言ってしまうやつやて。気を引きたい一心なんだよ」

「なるほど、可愛らしいな」

「だろ?俺も小学生時代そうだったもん。近藤って子をコンドームって呼んでたのは良い思い出だ」

「コンドームはひどいだろ」

「やべっ、懐かしすぎて涙出てきた」

「バカかよ。ところで俺の心理ゲームの診断結果は何なんだ?」

「やべっ、思い出しエロ話で鼻血出てきた」

「やっぱり無視かよ。てか思い出しただけで鼻血が出るなんてどんなスゲーエロ話だよ。教えろよ」

「いやだね。一緒に寿司屋行ってくれるなら考えてやっても良いけど」

「ならいいや」

「なんでそんなに寿司を拒否する!?」

「お前を拒否してるだけですけど?」

「俺とメシを食うのはいやってか!?ひでぇ!」

「ドンマイ」

「おいコラ」


誰と誰の会話かわかりますよね?書きおわった後に名前出てきてないの気付いたんですが・・・・・・・・・ナンシーの心理ゲーム、ぜひお友達とやってみてください。何がわかるか知らんけど。心理的なもんはわからんと思うけど。

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