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第46話 独りぼっち脳内会議

明日は大会だ!俺は出れないけども!

彼女いるやつ全員死ねェ!


どうも、淫獣こと加藤だ。

この異名はかっこよくて気に入ってる。


そんなことより野田だ。

山崎さんなんていうカワイイ娘とくっつきやがって。

なんだよ転校生って!

うらやましすぎだろ!

ラブコメかよ!

(ラブコメだろ?by作者)


なんなんだよ!

どーゆーことだよ!

不埒な奴め!

どーせあわよくばHしたいだけだろ!

不純だ!俺は認めんぞ!



・・・・ちくしょう、俺だってカワイイ娘と付き合いてえよ!


ひょんなことから美少女(小倉優子似、わがまま)と同棲生活することに・・・どうする俺!?


ってのが欲しいんだよ!


「起きろー、朝だよー」

「うっせぇな〜、まだ寝かせろよ」

「ダメだよぅ、遅刻しちゃうよ〜」

「だったら先に行けばいいだろ。なんで毎日起こしに来るんだよ」

「うぅ〜〜〜。それは幼なじみだから・・・」


って小さい頃から家族ぐるみのつきあいがある幼なじみのお隣さん(華奢で天然)が欲しいんだよ!

明らかに俺のことが好きで俺も好きなんだけど、兄弟同然で育ってきたから互いに今更自分の気持ちを打ち明けるのが恥ずかしくてこれ以上の関係に進めれねえんだよなぁ・・・


ってのが欲しいんだよ!



でもそんなシチュエーションあるわけがねえだろ!

調子に乗るな!



野田だってちょっと前までイカ臭い健全な高校生だったのに・・・

俺と同じ闇の眷属だったのに・・・

彼女という我ら一族が唯一弱点とする属性のアイテムなんかを装備しやがって・・・

『女なんていらねーぜ!やっぱ女なんかより俺は加藤やダチの方が大事だぜ!』

なんて言ってた野田はどこへ行ったんだ?

あの女がお前を変えてしまったのか?

だとしたら俺がお前を助けてやる!

昔のお前に戻ってくれ!

昔のすばらしき妄想家へと戻ってくれ!

『現実に実在する女の子に良い娘はいない!』

なんて断言してた野田よ、帰ってきてくれ!


いや、野田に彼女がいることがメチャクチャムカつくから別れろ!



つーことで野田のラブコメ具合をぶっ壊したいと思いまーす。



・・・やっぱ関係を気まずくさせりゃいいよな?


だったらキスだ!

山崎さんの初キスをこの俺が奪ってやる!

ズキューン!って奪ってやる!

凡人にはできないことを平然とやってのけ、そこに痺れ、あこがれさせてやる!


野田がもう山崎さんとキスしてるわけがないよなぁ?

奴にそんな度胸があるわけがねえ。それは間違いねえ。

そうすれば初めては野田ではなく俺だァ!

淑女として教育されてる女なのであればもう山崎さんは野田と相当気まずくなるはずだ。

野田からすべてを奪ってやるぞぉー!


さすがディオ様です!この策、使わせていただます!



って、できるわけねーだろ!

調子に乗るな!

ほかの手を考えるぞ!



・・・でもキスしてみてーな〜。



「キスしてみてーな。舌と舌をベロンベロンしてぐちゃぐちゃに絡ませるやつがやりたい」


「・・・加藤、なんでお前はそうなんだ?とりあえず普通はさわやかに軽くチュっとするのとかにあこがれるだろ、なんでいきなりそんなにドロドロに濃厚なやつなんだよ!」


どうも俺です。加藤が困ったこと言いだしましたよ。

チューのことは今一番悩ませてる話題じゃねーか!

頑張らんとなっ!


「野田ァ。お前を本当の姿に戻してやるよ」


「ハイ?」




加藤の野望・・・と言うにはあまりにもしょーもない計画は続く・・・


すぐに終わらせるつもりだけどね・・・


プロローグ以来の独白系の話でした。作者的にはこーゆーのもいいね。

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