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第43話 必要なもの

明日から20世紀少年第二章ですねっ!見に行きます

「いただきまーす」


今、山崎さんを交えての夕飯。

俺と山崎さんが隣同士で向かい側に母ちゃんと塾から帰ってきた受験生の姉ちゃんがいる。


「・・・えぇッッ嘘でしょ!?このカワイイお嬢さんがあんたの!?」

デジャブか?なんでこんなに驚くッッ

「ねぇ、凄いでしょ!?この娘が山崎香織ちゃんよ」

なんで母ちゃんが偉そうなんだよ。




「すごいね・・・」

山崎さんの言うとおりスゲェ夕飯、エビフライ・ポテトサラダ・唐揚げ・春巻・エトセトラ、チーズフォンデュなんてのもある。

母ちゃん頑張りすぎだろ!

チーズフォンデュなんて家庭で食べるもんじゃないだろ、多分!

山崎さん引いちゃうだろ!チーズだけにっ!上手くねえよ!



「ねぇねぇ聞いていい?付き合うまでの過程は?どうやって付き合うようになったの?コイツに聞いても『幸運が重なった。姉ちゃんに言うとその幸運が逃げそうだから言いたくない』って、教えてくれないもん」


何聞いてんの姉ちゃんッッ・・・超キケン!


「あ〜〜〜〜〜どうだったかな?ん〜〜〜〜〜なんか成り行きでこうなったんですよ」

「成り行き?・・・じゃあ案外チープな関係だったりする?」

チープとかそんなこと言うなよ!

「そんなことないですよっ」

その通りだっ、軽い付き合いはしてない!



「・・・野田くんは私のために水泳部創ってくれましたしっ!」

あっ!そのことは秘密にしてたのに・・・!


「「ホントに!?」」

はい、二人とも食い付きましたよ。

「はいっ!」

「嘘?どーしたのマサル!?そんなことする子じゃなかったじゃん!」

「いーじゃねえか別に」

「愛の力ってか?」

思った通りやっぱバカにしだしたよ・・・・


ってか野田の名前出てきましたよ!“マサル”ですが何か問題でも?


「マサルって運動ダメでしょ?」

それがどうした母ちゃん!

「はいっ五人しかいないんですが一番遅いですね。でも野田くんは部長やってくれてるんですよ!」

「ソレすっごいかっこ悪いじゃん!マサル面白すぎでしょ!部内最弱で部長って!」

うっせーよ姉ちゃん!

「愛する娘のためならなんだってやる!って感じ?」

うっせーよ母ちゃん!


「部室も生徒会室で凄く快適ですし!」

「「何で生徒会室?」」

「野田くんのおかげです!」


部室が生徒会室になった経緯はまた違う機会に話そう。



それにしても山崎さん、何でそんなにうれしそうにしゃべるんですか?

カワイイじゃないですか!


・・・その後も、母ちゃんと姉ちゃんにイジられまくった。



そんで、夕飯も終わり俺の部屋。

「よくしゃべるでしょ、疲れた?」

「そんなことないよっ、お姉さん綺麗な人だね・・・何かいいね、兄弟がいるって。楽しくて」

「そう?でも今日はゴメンよ、結局ずっとオセロやってるだけだったし・・・」

「全然いいよっ!本当に楽しかったし・・・今日は来てよかったよ」

「そうだった?・・・暗くなっちゃったから家まで送るよ」



「よろしくっ・・・それとチューなんだけど・・・」

母ちゃんの登場で実現しなかったチューは、その後何事もなかったようになってた。

俺も山崎さんもあえて触れないようにしていた。


でも、やっぱり気にしてたんだ・・・山崎さん。

「今はちょっと恥ずかしすぎるね・・・」

「だね・・・恥ずかしいよね。手は繋げれるんだけどね」

ヘタレで情けないな俺。・・・悲しい。


「じゃあ山崎さんっ今後の目標は“チュー”ってことにする?」

「そうしよっかっ!」

「できるだけ頑張ります」

「頑張ってくださいっ!」


これからの方針が決まった。

とりあえずレンアイ映画でも見るか?



「野田くん、なぜかさ〜〜〜、チューって言うよりキスって言うほうが恥ずかしーね」「だね〜〜〜」



必ずや・・・!


野田マサルです。とくにこだわって今まで名前を出さなかったわけではありません。ただ今まで必要がなかったのです。よろしくおぬがいします。

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