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第41話 家庭訪問

ガンツの続きが気になりまくりMAX

今日、山崎さんが家に来る。


俺は嫌がったんだけど、山崎さんがどうしても俺の家族や部屋が見たいらしくて、結局そうなった。


そのことを母ちゃんと姉ちゃんに言ったら超驚かれた。

俺に彼女がいたことが信じられなかったらしくて二人ともすっげえテンション上がってた。


姉ちゃんは『まじありえん!まじありえん!』とか言いながらメッチャ俺を叩いてきた。

『嘘だったらウンコ食わす!いや、本当でもウンコ食わす!ムカつくから!』

なんて言ってきたので、

『そんなんだから彼氏できねーんだよ』

って返したら、

『学校ではこんなんじゃないですから!普通にしてますから!』

『じゃあ隠したつもりでもその本性、滲み出てるんじゃない?そうじゃなかったら容姿に問題があるのでは・・・?』


『泣かす!あんたの彼女泣かす!』


やっかいな決意をさせてしまった。



母ちゃんは息子に初めて彼女が出来たということで超舞い上がってやがる。


徹底的に我が家の掃除をやってた。

『使うといけないから』

と、風呂場をピカビカにしたり布団をクリーニングに出したりしてた。


『使わねーよ!何考えてんの!?』

『あんたもヤる気満々じゃないの、コンドーム2ダースも部屋にあったわよ』

『何で俺の部屋勝手に漁ってんの!?』

コンドーム2ダースは過去に罰ゲームで買いに行かされたやつだ。

それがずっと俺の部屋に放置されていたんだ。

『お母さんとはそういう生きものなのよ』

『・・・とりあえずあんたらが家にいるってわかってたら絶対にヤんねえから気を使うな!』

なんだこの母親・・・


『金髪で超ミニスカの頭悪そうなギャル来たらどうしよう。そうだったら家に入れないから』

なんだこの母親・・・

マジやっかいだな。



・・・・・

「お〜やばい。行きたい行きたいって言っといて、今になって結構ビビってきたよー」


ついに山崎さんが来た。

俺は玄関前でお出迎えだ。

「大丈夫やて、君が金髪のイケイケギャルで無いかぎり」

「何それ?」

やっぱ緊張するもんなんだな。


「・・・それと、泣かせることになったらごめんね」

「何それ!?恐いんだけどっ!」

「気にしないで〜」

「気になるよ!野田くんも気にさせるために言ったんでしょ!?」

「うん。もうそろそろ入ろうか?」


ガチャ


「おじゃましま〜す」

「どうぞどうぞ」



「あらっ、いらっしゃい・・・・この娘が山崎香織ちゃん?」

なんで母ちゃん玄関にいるんだよ・・・

「こんにちは、初めましてー」

「こんにちは〜〜〜。・・・・えぇッッ嘘でしょ!?このカワイイお嬢さんがあんたの!?」

「そーだよ。山崎さん、上がって上がって!」

嘘ってなんだよ。

「何で!?何があったの!?」

「何もないよ!」



まだ話したそうにしてた母ちゃんから逃げるように二階の俺の部屋に行った。


「元気なお母さんだね」

「ね、カワイイお嬢さんだってね」

「ね、恥ずかしいからあんまり言わないでよ」

「いや、山崎さんはそーとービューティフルだと思うよ」

「やめてよ照れるでしょ」


山崎さんが俺の部屋にいる。

なんだこの幸せ・・・


ついに野田の名前出そうと思ったのに家族同士の会話でも「あんた」で済むもんだな。

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