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第40話 デュエリストとして

久しぶりに朝ご飯食べてから学校いけました。めでたい

キツイ。部活の練習がキツイ。

俺と高橋と町田はほぼ毎日腹筋背筋腕立てスクワット各100回やったあとやっと水泳の指導に入る。

これがかなりしんどい。


筋トレでクタクタになったあとの水泳はやばい。

もう手足に感じる水の重さがハンパじゃないぞ。

ありゃもう水なんて生温いもんじゃなくて、あえて形容するなら・・・・・・水銀!

それほどのものだ!



それでも俺は漢なので弱音も吐かずに今日も行きます。

「ちょっと言いづらいんだけどね、筋トレばかりって意味無いんじゃないかしら?って気付いたの。ごめんね。やっぱいっぱい泳がないとダメですよね」

なん・・・だと?

プールに来ると土屋先生からどうしようもないことを言われた。

「マジですか!?じゃあ今までのは無駄だったんですか!?」

「無駄ってわけではないけど・・・・そんなことよりアナタたちは沢山泳いだほうが絶対にいい。ごめんね」


「最悪じゃん!要するに指導ミスですよね?」

高橋もいやらしい言い方で責める。

「はい。私のミスです。ごめんね」


「何回泳いでる途中足がつって溺れかけたと思ってるんですか!」

町田もなかなか怒ってるな〜。

「三回よね?」

「正解です」

「やった」

「なんで喜べるんですか!てゆうか何で答えちゃうんですか!?普通はとりあえず謝るでしょ!?」

「すいますいません」

「ふざけないでくださいよ!何で私の時だけちゃんと謝ってくれないんですか!?」

「町田さんはからかいがいがあるものね。そうよね?」

「「ですねっ」」

「高橋と野田くんも乗らないでよ!今回責められるべきは明らかに土屋先生でしょ!なんで標的が私に変わってるの!?」

町田おもしろっ。


「というか“ごめんね”ってぜんぜんちゃんとした謝り方じゃないと思うよ?それでいいの?」

「もう謝らなくていいです!」

「ごめんね」

「バカにしてるでしょ先生」

「「「ごめんね」」」

「みんなでやめてよ!いいかげんにしてよッッ!」


巨娘が吠えたッッ!

これが低身長ロリ顔巨乳だったら超萌えるだろうけどな。そんでもって

『もうっ!』

なんて言って怒ってくれたら最強最高だな。鼻血ブーだろうな。

でも悲しいかな町田は180センチ近い巨娘・・・


どんまい町田!



「じゃあ今日からのメニューは何やるんですか?」

「とりあえず今日は一キロ泳いでください。アナタたちは泳ぐことに慣れるのが先決です」

「「「はーい」」」




・・・・・

一キロも泳いだことなんて無かったがなんとか大丈夫だった。

でも疲れた・・・

「疲れたー。山崎さんは?」

「疲れたよ〜」

「俺、初めて一キロも泳いだよ。ソッチはどんな練習してんの?」

「私たちは五十メートル四十五秒以内を五十セットとかやったよ」なん・・・・だと?


レベルがちげえ!

遊戯王で表すと俺たちがワイトなら山崎さんはオリシスの天空竜だな。


「じゃあ武さんはラーの翼神竜かオベリスクの巨神兵だね」

「なんのこと?」

「・・・なんでもない」



「私は香織ちゃんより遅いからブラックマジシャンガールぐらいだよ」


武さん聞いてた!?てかあれだけで俺が言ってることの意味理解したのか!すげーな!


・・・武さん、ブラックマジシャンガールがいいんだ・・・




「明日からどんどん距離のばしていきますからね!」


まじっすか先生!

いや、ワイトキングだ!俺たちワイトの先生なんだからワイトキングだ!

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