表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/126

第102話 さらば!

タイトル通りです

さて、楽しかった三泊四日の修学旅行も遂に最終日ッッ。

ラストにはどんな出来事が待っているのだろうか!



どうも、野田です。



何にもねぇよ!

修学旅行、何にも起きねぇよ!

確かに楽しいぜ?

スゲー楽しいぜ?

動物園も小樽も楽しかったぜ?

ジンギスカンも初めて食べたぜ?

洞爺湖とか昭和新山にも行ったぜ?

牧場でやった乳搾りも楽しかったぜ?



『へぇ〜、ジンギスカンってもっとクセがあると思ってたけどフツーに食べやすくて美味しいね〜』

『やね〜』


『銀魂に洞爺湖って彫ってある木刀あるよね〜』

『あったね〜』

『洞爺湖サミットの話題とかしろよ』


『臭っ!昭和新山臭ッッ!』

『活火山だからね〜これは硫黄の腐卵臭だよ』

『コイツはクセェ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜェー!』


『加藤、乳搾りうますぎ!』

『牛といっても女性ですからね。デリケートな部分ですから雌牛さんの呼吸に合わせるように優しくタッチするのがコツさ』

『そんなことより女子の乳搾りって……』

『あぁ、野田も思ったか。超エロいよな……どっからどう見ても手コ』

『それ以上言うな!』



確かにスゲー楽しかったぜ?

でもそれだけだ。

特別なことなんて起こっちゃいねぇ。

トラブル!

ハプニング!

起こっちゃいねぇ。

そーゆーのが欲しいだろ!


この修学旅行を通して山崎さんとの絆がより一層深ま…………ってねえよ!


これじゃあいけねぇ!

今日で最後だ。

どうかお願いします。この最後の札幌班別観光でドラマチックなイベント起きてくれ!


「ラストにテレビ塔行くとして……とりあえず札幌ラーメン食べに行きましょう!」


町田、班長は頼んだぜ。




……………

わかってたけど何も起きねぇよ。

ラーメン美味かったよ。


地元の不良が可愛過ぎる山崎さんにナンパをしてくる。

『僕の彼女に何をしてるんですか?』

不良は悔しがって逃げていく。

『あ、ありがとっ』


からの〜


さっきの不良が仲間を連れて登場。実はさっきの不良は札幌では有名な不良グループの一員で、あまりにも可愛い山崎さんをボスに献上すれば……と考えたのである。

山崎さんを奪おうと襲い掛かってくる不良達を次々と倒していく俺。

『大丈夫。俺が絶対守るから』

しかし、やはり数が多すぎた。一瞬油断した隙に山崎さんが捕まった。

激しく自分を責める俺。

『何やってんだよ!お前が山崎さんを助けなきゃ誰が助けるんだよ!』

『お前が無駄に落ち込んでる間にも山崎さんはレイプされてるかもしれんのだぞ!』

仲間達の声により俺、復活。仲間達と共に不良グループのボスのアジトに向かう。

ボロボロになりながらボスを倒す。見事山崎さん救出。

泣きながら抱き着いてくる山崎さん。

『こわかったよぉ〜』

俺も泣きながら山崎さんを抱きしめる。

『ごめんねぇ〜俺のせいでぇ〜』

『野田くんのせいじゃないよぅ〜私、絶対野田くんが助けに来てくれること信じてたよぅ〜』

そのまま口と口を重ね…………



なんてことはねーよ!



さあ、帰ろう!




さらば北海道!

ありがとう北海道!


またな!















fin

ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ