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トランスファー “空間とか異次元とかってそんなに簡単なんですか?”  作者: 鰺屋華袋


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84/102

仕事の準備を怠らないのは・・・大人として当然ですよね? 84

遅くなって申し訳有りませんm(__)m


ここの所リアルで忙しい事が続き....


ほんの少しの空き時間にもセルバンテスに加筆修正した“トランスファー”の移植作業をしたりとなかなか更新出来ませんでしたm(__)m


最近では累計10万PVを達成したり、レビューを頂いたりとありがたい事が続き、なおさら更新が滞っていた事が申し訳ないのですが....


まぁなんとか更新出来ましたので宜しくお楽しみ下されば幸いです。


これに懲りずに今後とも宜しくお願い致しますm(__)m

      第一章    八十話



「弱りましたね....」



 思わずこぼれ落ちた独白(ひとりごと)は、周りには聞こえなかったようだが....科学知識を周りの人間に教えてしまうのは【神様(管理者)】との約束を破ってしまう事になりかねない.....それに....



「あなたは....僕がそんな事を“すんなり教える”などと考えているのですか?」



「あらそうかしら? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なら答えそうだと思ったのだけど?」



「.....あなたは2つ勘違いをされていますね....」



「あら? 何をかしら?」



「僕にとって()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()....一方的な期待に応える義務はありません」



「とてもそうは思えない行動ですけど....で、もう一つは?」



「....()()()()()()()()()()()()()()()()()() そろそろ時間稼ぎは結構でしょう? 他の超越者級(オーバーローグ)の皆さんが()()()()()()()()()()()()()()()()。カズミさんを追ったのでしょう?」



「!?...」



 今度こそ本当に驚いた様だ。その証拠に咄嗟に言葉が出てこない。



「時間稼ぎは見破られているかも知れないと思っていましたが.....先日のガスパールの時もそうだった様ですし....あなたには()()()()()()()()()()()()()()()()()()



「御想像にお任せしますよ....それに....」



「?」



「アルバの守り手は、()()()()()()()()()()。あなた方とは別の....例え無数の竜翼魔鶏(コカトリス)を使役する程の存在が居たとしても....むざむざとやられる様な者は居ませんよ....」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 奏多とミネルヴァが竜翼魔鶏(コカトリス)の大群に対処して居た時、グランヴィアの中心にある“大聖堂”では.....



「なる程の....ここに来るまでは信じられんかったが.....確かにこの結界には()()()()()()()使()()()()()().....」



 だれも居ない大聖堂の正面エントランスで、()()()()()()()()()()()()()人物が閉ざされた大聖堂の扉に触れながら独白していた。



「奴らが()()()()()()()から後、この世界には“時空間制御能力(トランスファー)”が()()した者は居なかった筈.....いったい誰が?....」



 大聖堂に展開している任意空間構築(テンプオーダー)に余程驚いたのか....()()()に侵入されるまで、外套の人物は自らの後ろに近づいた人影に気付く事が出来なかった....



「いくら索敵魔法(魔力探知)に反応がないからって油断しすぎじゃないですか? (マスター)



「ふんっ、間合いに入った程度で一人前のつもりか? ()()()()?」



 仮面の人物に近づいていたのは“クレオール家”の魔法使いの一人で()()()のサルダンだった....



「で? 何用だ? 貴様の任務は“グラム”内への潜入の筈....まさかコカトリスが怖かった訳でもあるまい?」



「いえね....グローブリーズに居られる()()()からお達しがありまして....いや私は(マスター)に意見するのは恐れ多いんですが....()()()()()()()()()()()()()()()止めろと....」  



「ふん! 嘘をつけ! 大方“多重存在確認(ドッペルゲンガー)”でお伺いを立てたのだろう? 全く....お主に話すんじゃぁなかったわ!」

 


 一つ毒づいた“外套の人物”は....扉から手を離して突然現れたサルダンに向き直る。



「それで? ()()()()()()()()()



 そう言い放ったと同時に、外套の人物の周囲に()()()()()()()()()()().....それを見たサルダンは....



「まさか? 俺に止められる(マスター)ですか? 俺は()()()()()()()()()()()()()()。 なんせ(マスター)が本気で暴れたら()()()()()()()()()()()()()()()()()。 それはまずい事くらいは分かってるでしょう?」



 そう軽口を叩くサルダンを見たまま....(マスター)と呼ばれた人物の周囲には更に魔力(エネルギー粒子)が集束していく....



「サルダンよ....お主のグラムへの潜入は()()()()()()()().....」



 そう言い放つと同時に直径20cm程の()()()()()()()()が現れ....サルダンの()()()()()()()()()()()()()



 何も無い筈の空間に向かって飛ぶ青炎の塊は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()



「ちっ! やっぱり気付いてやがったか....」 



 炎のはじけた空間に俄かに人影が浮かび上がり.....



「あちゃー.....グラブフットさん。付いて来ちまったんですかい?」



 そこには杖を降り降ろした体制のままサルダンを睨むグラブフットの姿があった。



「....ここの守りは()()が請け負ったんでな....無視する訳にもいくまい? それより....どういうこった? お前は間違いなくガキの頃からグラムで育った人間の筈だぞ?」



「あー....まったく....(マスター)のせいっすよ....“六翼の神鳥(メギラガロン)”の眷族なんか召喚するから....事態がややこしい事に....」



「えーと....ちょっといいかな?」



 その声は、緊迫感の漂う事情など()()()()()という雰囲気で3人の耳朶を打った....



「その声は.....そうか....グラブフットの旦那にもバレてたんだ....あんたにも()()()()()()()()....」



 サルダンがため息をつく....それを見た(マスター)と呼ばれた人物が、少し驚いた様に問いただす.... 



「何故ここにいる? あの紫炎有翼竜(ゲヘナサラマンダー)を召喚した小僧でも、数が違い過ぎて対処は難しい筈だ....貴様がここにいるならば()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()



「おかしいって言われても....ねぇ。そんなに買い被られても、あたし自身はただの()()()()()()でしかないと思ってるんだけど.....」



 エントランスの柱の一つから現れたのは....傍らに黒猫を伴った久坂一生(くさかかずみ)だった.....


 毎度の不定期更新で申し訳ありません。いつも読んで頂いている皆様ありがとうございます。



 新たに見つけて読んで下さった方は、是非今後とも宜しくお願いします。



 最近では、更新の度にじわりじわりとブックマークや評価を頂き、見つける度に小躍りして喜んでおります。



 期待していただいている皆様に後悔させない様、これからも精進していく所存です。



 今後とも応援よろしくお願い致します。



 批判や誤字・脱字のご指摘も絶賛受付中ですので何卒よろしくお願い致します。

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