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流浪の旅人

作者: 風水 夕日

俺は旅人だ。

流浪に流浪を重ねた旅人だ。

未だ根付いた土地もなく、ただ旅を続けるだけのしがない旅人だ。

目的もなく旅を続ける自分に人は聞く。

君はなぜ 旅を続けるのかと。

答えは決まっている。

旅を続けたいなど思うわけがないではないか。

帰るべき場所も 行きつく先も 何も決まっていない。

俺に拠り所はどこにもない

ただ流れゆく時に身を任せただけの旅しか許されない。


そんな不安な毎日を どうして続けたいと思うだろうか。

だが旅をやめることは許されない。

なぜなら俺は まだ何も見つけていないからだ。

俺にも仲間がたくさんいた。

流浪に流浪を重ね、ただ旅を続ける仲間が。

だが、仲間はもういない。

あいつらはすでに見つけたようだった。

自分の寄る辺も 帰る場所も 先に見つけて去っていった。

俺は未だに見つけられない

ただ流れゆく時に身を任せただけの旅を続けるしかない。


だが、旅する道を選んだのは俺なのだ。

旅をやめる機会はたくさんあった。

だけれど俺は そのすべてを無視してきたのだ。

探したいものだけは分かっているのだ。

だけどどうしてもそれが見つけられない。

俺は間違っていたのだろうか。

仲間は見つけた 未来を見つけた

俺は見つけられない 夢は見つけているのに

どうしても俺は未来を見つけられない

ただ流れゆく時に身を任せただけの旅を続けた末に夢だけが俺に残った


夢に縋るしかもう俺にはない

夢に縋って旅を続けている

すぐにでも旅をやめたい 夢を未来に変えたい

だけどそれは許されていない

俺はやっぱり逃げてたのかもしれない。

夢に縋るだけの生意気なガキ

それが俺だったのかもしれない

今更後悔しても遅い すでに荒野は抜けた先

帰る場所も 目的の場所も分からずに

ただ流れゆく時に身を任せただけの旅を続ける俺に未来は


ないのかもしれないな


流浪に流浪を重ね 行きつく先も見えないまま

俺はこのまま朽ち果てる 夢は夢のまま朽ち果てる


未だ旅は終わらない 流浪の旅はまだ続く

逃げの旅が 救われぬ日々が

茨の道が 残酷な現実が

音を立てて俺の前に迫る

逃げることはもうできない

難しいこと言ってますけど、作者本人の想いを難しく旅人に仮託させて述べただけです。

ぶっちゃけ就活に失敗しまくってとほほの状況を述べてるだけです。

ほんと、とほほなんです……

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