すい臓ガン 気配なき病魔
さて、すい臓がんとはどういうものなのでしょう。
まず、すい臓の役割とは。
血糖値の調整が膵臓のお仕事。ここが糖分をさばききれなくなると、糖尿病ということになります。
で、ここにガンが取り付いて、仕事を邪魔されても、血糖値の調整が出来なくなります。
わたしを襲ったこの病魔は、本当に音もなく忍び寄ります。
自覚症状がないのです。
気付ける当てがあるとすれば、血糖値の変化だけ。
思えば、昨年の秋から夕食後、強烈な睡魔に襲われて、小一時間眠ってしまう日々が続いていました。多分、それが血糖値の変調。
でもわたしは、こんなことしているから夜眠れないんだと思っていました。なら、いっそ、食器を流しに突っ込んで、そのまま寝ちゃえば、四時頃に目が覚めて、小説書けるじゃないかと、実践したりして、誠に呑気です。
でも、そんな頃、奇妙な夢を見ました。
母も癌で亡くなっています。最後に開腹手術をしたときの画像。母の主治医から病状説明を受けたときの光景です。
母は大腸由来の卵巣癌。開いたときには、手の施しようはなく、そのまま閉じたのです。
そのときキチンと受診しておけば良かったのか。
個人的な夢と食後の眠気で真剣に受診を考えるものでしょうか。後悔先にたたずです。
胃ガン、大腸ガン、肺ガン。それらへの早期発見についての対策は本当に充実しています。職場、自治体からの検診のお知らせに、キチンと出掛けていれば、病魔となる前に見つけることもできるでしょう。
本当に、体調の変化は、小さなものほど見のがしてはいけません。