腹水と食事
26日に手術。
翌日27日にはすっかり普通の生活に。
腹水を手術中に3リットル近く抜き、以後も手術でお腹に埋め込んだ管から平均毎日700mlずつ出ていきます。入院から4月4日に管を引き抜くまで、体重は八キロも落ちました。それだけの量の腹水を抱えて暮らしていたんです、わたし。
そして、検査結果がでるまでには、しばらくかかるようでした。
27日、子供たちが病院にやってきました。学校や友達のことを一通り話し終わると、あとはなにを話すでもなく、ずっと病室にいて。そんなのがすごく嬉しいんです。
すごくほっとしました。
さて、この日、病棟の管理栄養士さんがやってきました。食事のカロリー指導の件。
血糖を管理しなければならないのですが、わたしは腹水を抜いているため、食事を取っていても腹水からタンパク質が流出しているのです。
このとき、わたしの1日のカロリーは1200キロカロリーでした。先生は1600キロカロリーまで上げたいと仰いましたが、栄養士さんは1400キロカロリーが限度と主張します。
わたしは腹水のおかげですっかり胃が小さくなっていましたので、現在の分量でも食べきるかどうか。
でも食後にちょっと楽しみも欲しいな、と感じていました。術後食なんで、お粥と原則煮たものとサラダみたいな食事だったので。
ケーキを食べたいなんて大それたことを希望しているわけじゃありません、入院するときに持ち込んだビスコを食後に一枚か二枚、お茶と一緒に頂きたいだけ。それも昼食後の食事の最後に。
母も糖尿で食事管理したこともあるので、その時の知識を駆使して、炭水化物1単位80キロカロリーをおやつ分にしたいと栄養士さんにお願いしました。つまり、おやつ分を含め1400キロカロリーということに。
栄養士さんは、渋りました。そういうのは食事で取ってくださいと。
でも主治医の先生が、「いいだろう、それぐらい」
そんなやりとりを経て、病院の食事の1日量は1300キロカロリー。ビスコは食べない日が多いです。
明らかな食べ残しは回避したわたしの勝利です。
現在時点のわたしのお菓子は、クロレッツ、ミンティア、黒おしゃぶり昆布など様々取り揃えておりますが、毎食前にある血糖測定時間より二時間ぐらい前までに2、3粒嗜む程度です。
この頃、わたしがとても鬱陶しく感じていたのが、看護士さんたちのメンタルケアというか、ほのめかし。
そのあたり、次回に触れたいと思います。