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入院生活はじまる

 そんな感じで、わたしの入院生活は始まりました。

 初日は持ち込まれた診断書と突き合わせ、血液検査、CTスキャンを行います。

 そこで意外な事実が判明。

 糖尿病の症状があると。

 二年ほど前に血液検査受けましたけど、そのときは特に生活の注意は受けておりません。砂糖たくさんのスタバは苦手だし、スイーツはプリンなど週3個ぐらい。ご飯は毎食一膳がほとんどで、好物はお刺身。スーパーで安い日に二人分ぐらい買ってきて、家で豪華海鮮丼ランチがせいぜいの贅沢。もちろん月に二回程度だし、近くに有数のマグロ漁港をはじめとして、鮮魚は豊富な土地柄。お値段も600円ぐらいだし。

 思い当たるほどの不節制はありません。

 でも、糖尿病は遺伝もあるし、母も糖尿なのでそのせいかとそのときは納得しました。

 しかし、この唯一の変調。これのみがわたしをむしばむ病魔のためでした。

 逆にいえば、時々検査を受けて、糖尿病の症状が出たときに精密な検査をしておけば、早期発見につながることもあるでしょう。


 それにしても、普通の娘ではない義妹ですが、それでも近所にいると本当に心強いです。

 入院は実は単身ではできません。入院手続き書には保証人が必要です。

 義妹はわたしのいる病院のすぐ近くに職場があるので、ラインで呼べば来てくれます。早速彼女に入院の手続き書などを書いてもらいました。

 二日目に、検査の方針が定まり、義妹立ち会いで説明がありました。

 

 そして手術の説明のあと、部屋にいたら旦那から電話がかかってきました。それで、今、港にいて携帯が通じることを看護士さんに伝えると、速攻、先生自らお電話してくださいました。

 その後、旦那は会社と話をしたのでしょう。翌日、月曜日28日に帰ってきてくれることになりました。おそらく、他の船会社から交代する船長を貸してもらったと思います。旦那の以前勤めていた会社で、以前は私もそれなりに親しくつきあいをしていたところ。船長としての修行もさせていただいたうえに、同じく船乗りだった父も老後、アルバイトしておりました。まあ、旦那とはこのあたりの縁です。

 そのことは、また別の機会に。

 でも、本当に人のつながりはありがたいことです。


 そして長男ですが、突然ハングアウトで「寮の友達と26日に帰ってくる」と書き込んできました。

 寮の同学年みんなに聞いたら、誰も離任式なんか出ないよ! だったそうで、中央駅まで寮のみんなで行って、ちょっと遊んで帰ってくるから、なんてことを言いだしました。もしかしたら、旦那から事情を聞いて、そういうふうに言ってくれたのかもしれません。


 わたしのブログ、「廃屋のキッチン」のバックナンバーを見た方ならご存じかもしれませんが、この子、アスペルガーなんですよ。でも気遣いのできるアスペちゃんに育ってくれて、先輩にかわいがられ、もうわたしが心配する必要のないほどになってくれました。


 そんなわけでわたしは、朝の7時に次男にモーニングコール、夕方、夕食の話をして、夜、シャワーを浴びたか確認して、寝なさいと告げる日々がしばらく続くことに。


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