義妹に頼りきれない理由
今回は夜にこれを書いています。
3月22日に私は入院しました。じきに春休み。長男も寮から帰って来ます。
中学生ひとり残して入院なんて、とんでもない、と思われるかと思います。でも、もう目一杯でした。でも幸い中学生。寝坊ぐらいは仕方ないけど、ひとりで朝ごはんぐらいは大丈夫。歩いて10分のところにコンビニもあるし。
で、このコンビニの先に住んでいる旦那の妹に次男の身の回りを頼んだらいいのですが、彼女は赤ちゃんの時から施設育ちで、その上、軽度の発達障害があるため、指示された以上のことができません。今はひとりで生活していますが、自分の生活だけで精一杯です。
長男の小さい頃は彼女と同居していたのですが、ある日、旦那が床に置きっぱなしにした灰皿のタバコの吸い殻を口にしてしまったのです。あわてて吐かせ、週末だったので当番医の電話番号を調べたりして新米ママの私は右往左往。
で、そのとき彼女が二階から降りてきました。
「義妹ちゃん、いま長男ちゃんが煙草食べちゃって」
「あの、時間なので、お風呂入っていいですか?」
「今病院の番号しらべてて」
「いいですよ、夕食は病院から帰ってきてからで。お風呂入っていいですか?」
怒りを感じるというより、
「うん、入っていいよ」というしかありませんでした。
だって、施設なら子供それぞれのトラブルは職員の仕事。その場にいたとしても、危険だけお知らせできたらあとは職員の責任ですもんね。
そのとき、私は生まれてすぐ施設で育つということは、家族、グループとしての共感性や役割分担のフォーマットを持たずに成長することだと私は理解しました。
彼女とはその後二年一緒に暮らしました。その間、私は彼女を気持ち娘寄りの妹として接し、台所やお掃除のお手伝いをもらいながら、端から子育てを見て、少しは共感性を得たのでしょう。時々、当時の行動についていろいろ後悔しているようです。
でも、次男の生活を任せきるには、判断力を持たないのでまかせっきりにはできません。
でも4日ぐらいなら。
ところが、長男が、28日の離任式終えてから帰ってくるというのです。どうしましょう。
そして、主治医は船には携帯で連絡取れないと思っていたらしく、旦那は病状を知りません。
私も家のことは一切旦那を煩わさないと思い込んでいたもので。入院前に、もちろん連絡はしました。検査入院で、ひとまず一週間ぐらいだと。旦那も先月休んでいるので、これ以上休ませるわけにもいきません。
なにしろ、役職は船長。
交代できる人材も限られています。
さて、どうなるのでしょう。
このパンパンのお腹がどうにかならない限り、私も身動き取れないのです。