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弱くてニューゲーム  作者: お豆太郎
3/4

ゲームオーバー



俺もうゲームオーバーだな。




その後、俺は気配を消して、近くを歩き

回った。

そう、この俺は熟練されたボッチだから

気配を消す事なんか造作でもない(涙)

そうだ、俺最強だから仲間なんて

いらないなー(棒読み)


読者が間違えるといけないから

言っておくが

「この男は最弱である」


     

   え、なんだって?


しまった、勝手に俺の難聴スキル

が使われてしまったな。

このスキルは便利だぞ、自分の嫌な

ことは聞こえないんだ。(嘘)





そんな馬鹿げた事を考えながら

探索していると、灯りが集まって

いる所が見えた。

あまり規模的には大きくはない。

「街にしては小さいな、村だな。」

とりあえず、村に近づいてみる。

今、俺はパン一なので見つかったら一発

でアウトだ。

ここは当然、磨き上げたボッチスキル

で近づく。



村の周りは質素な、木の柵で囲ってお

り、所々に穴が開いている。

俺はその穴から中の様子を伺った。

あれ、俺一応世界を巡ってきて、

だいたいの場所は記憶しているはずだが、ここに来た記憶は一切ない。

少し、違和感を感じたが、俺にも来たことがない村ぐらいあるか。と、その違和感を一蹴した。

村は、閑散としており、外には人が

一人もいない。

何だろうここ、みんな自宅警備で忙しいのかな?

みんな自宅警備員なら、就職率100%じゃん俺もここに永住しようかな。


そんな馬鹿なこと考えていた途中、

自分の背後から気配を感じた。

つい、何の注意もせず、普通に振り向いてしまった。






振り向いた先には、こちらを訝しげに

見つめている、少女がいた。



赤いフード付きのローブを、着ており

深く被ったフードから、決め細やかな

黒髪がはみ出ている。


ヤバい、第一村人発見!いや第一変態発見!されてしまった。

もう終わりだ、、、、

ゲームオーバーだ。

そんな俺の情けない心の中の声は、

彼女の一言により掻き消された。




「助けて」


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