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12.俺んちに来い
大地side
今日の朝は一人で学校へ行った。
麻衣が起きられるか心配だったけど、顔みたくねぇんだ。
教室につくと、想太がいた。
「よっ!麻衣わ?」
「あー、ちょっとな。」
そこで、俺は昨日のすべてを話した。
「ほー。」
「失恋…だよな。だせぇ。」
「あ、麻衣だ。松川もいる。」
「え!?」
俺は、教室の窓から校庭をみる。
桜の木の所に麻衣と松川がいた。
「俺さ…しばらく諦められそうにないんだわ。」
「うん。」
「どうやったら忘れられるんだ?」
「告れば?」
「はぁ!?彼氏いるやつに告れるかよ!」
「あのさ、大地。告るってのは付き合うためじゃねぇーだろ?
自分の気持ちを相手にいうためだろ?」
グサッと来た。
「さんきゅっ、想太!」
そして、俺はメールで麻衣に「今日学校終わったら、俺んちに来て。」
と言った。