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第1話初めに

・初めに


 ダイダラの街ははずれに大きな樹を構えていました。それはそれはたいへん大きく、町1つよりずっと大きなものでした。それは遥か高くまで生えており、雲を突き抜けて視界の外まで伸びているのです。

 それは街の北側に生えているので、南側を昇る太陽の光を遮断しないものでした。そのおかげでこの街は暖かく住みやすい環境なのです。仮に大樹によって日光が遮断されていたら、街はできなかったかもしれません。

 この街ではある約束事がありました。それは、大樹に近づいてはいけないというものです。その大樹に近づいたものは死んでしまうと言い伝えられています。

 実際に過去に近づいたものたちが誰ひとりとして帰ってこなかったのです。それは遥か昔の伝聞だけではなく、昨日今日の出来事でもあります。ある者は祟りだといい、ある者は自殺だといい、ある者は気のせいだといいます。

 そういう伝えがある大樹に対して近づくものは少ないのですが、それでも近づこうとする者がいます。しかし、そういう者に対しては街の者たちは厳しく、許可を与えるものはほぼ皆無でした。だからそこに向かう者たちは基本的に無許可で勝手に進むのです。

 しかし、それは自分の家族や友達などの周り人々に迷惑をかけるのでしてはいけません。自分自身が困るだけでも悪いことなのに、周りに迷惑をかけるのはもっと悪いことなのです。だから、あの大樹には関わらないようにしましょう。



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