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課金ゲームのランキングなど見るだけでワクワクしますね。やはり固定客が多いゲームは独自の面白さがありますから

これからも感想・評価・お気に入りをどしどし待っていますので宜しくお願いしますね。

 奴隷となったシロとセシルに、召喚した仲間達との森の中での生活は特に問題もなく3日ほど過ぎていった。


 我が家もその間に完全に修復し黒の手達が万歳三唱していたり、訓練と称して戦い始めたシロがセシルの戦闘術にいいようにあしらわれたりと平和を満喫していたのだが、カルパスとクレアの訪問によって終わる事となる……







「マロンさんが迷宮で行方不明になった? 」


 俺はカルパスからの話を聞いて自分の耳を疑ってしまう程の衝撃を受ける……あの人がそんな事になるなんて想像もしてなかったよ。


 どうやら街の近くに新しいダンジョンが出来たのだが、その先行隊としてリーダーを務めていたマロンさんが探索中に魔物の大群に襲われて、自ら殿を務めて行方不明の状態らしい。


「マロンなら単独でもかなり生きている可能性は高いんたが、流石に食糧や水をそこまで持ってないからこのままじゃやばいという話になってな。俺とクレアだけじゃ迷宮探索はかなり不安だし、ジルアに手伝ってもらえないかと思ってここに来たんだが…いつの間にかまた、新顔が増えているんだな」


 ミーアと座敷童を見ながらカルパスが話すマロンさんの窮地に、俺は興奮した状態で聞き返す。


「ダンジョンか……ダンジョンまでの距離は? それに先行でダンジョンに入った人達からの情報はあるの? 」


 俺としてはこの世界で初めて知ったダンジョンだが、マロンさんの命の方が遥かに大事だ。


 早く助けに行きたいのは山々だが、マロンさんでさえ苦戦するようなダンジョンだとどんな危険があるか分からない。


 出来ればダンジョンについてある程度の情報が欲しいので前に入ったと言われるPTから情報が欲しいのだが……


「一応先行PTからある程度のマッピングをされた地図を写させてもらってきている。距離は街から南に少し行った所だから出来れば早めに救援に行きたいんだが……正直言ってセシルの斥候としての力を借りに来たのが本音だ」


 ため息をつきながら俺に視線を移すカスパル…確かにダンジョンなら優秀な斥候は必須だよな。


 アーバンパレスの冒険者の中でも1番と言われるマロンを失う事は冒険者ギルドにとっても多大な損失だろう。


「分かったよ。私とセシル、それにシロでカスパル達について行く事にするよ。悪いけど、ミーアはここで待機しておいて。今度『あいつ』が来たら今の戦力だとかなりきつそうだし、スプリガンは今回はお休みになるから」


 俺の言葉に了解とばかりに頭を下げて承諾してくれるミーアだが、家鳴りの方は不服そうである。


「マスターよ。スプリガンがいなくなるのは何故じゃ? 防衛にはこやつがもってこいじゃろう? 」


 スプリガンは何も言わずにこちらを見て黙っているので家鳴りに理由を教えてあげる。


「ダンジョンに行くPTに『フェアリーダンス』から呼び出したい子がいてね。2人同時で呼び出せるほど私のレベルはまだ高くないんだよ。だから家のほうは家鳴りと座敷童、そしてミーアで守って欲しいんだ」


 俺の説明に納得してくれる家鳴りとミーア……あれ? 座敷童は何処だ?


「了解しました。第1部隊狙撃小隊の座敷童、マスターの命により拠点防衛に移行します」


 ビシッと敬礼をしてこちらに報告してくる座敷童。


 どうやら戦闘服に着替えていたようだ…ギリースーツを脱いだ通常の軍服にヘルメットを被った準備万全の状態で俺の指示に従ってくれる。




「それじゃあ行ってくるね。家の事は任せたよ」


 俺の言葉に手を振って応えてくれる3人と黒い手達を残し、俺達は用意された馬に乗って初めてのダンジョンへと向かって行くのだった。


 道中にダンジョンについての説明を聞いたのだが、どうやらダンジョンは魔物の一種であるらしく通常は人気の無い場所で生まれるらしい。


 それが成長するにつれ、ダンジョン中で魔物を生み出し、宝物を作ったりするそうだ。


 中に入る人数が多くなればなるほど、ダンジョン自体も大きくなっていくらしい。







「さて、ここが最近発見されたダンジョンなんだか注意点が3つ程ある。1つ目はダンジョン内のモンスターは時間が経つと勝手に復活する事。2つ目はダンジョンにはトラップという侵入者を迎撃する為に設置された罠があるという事。3つ目はダンジョンには階層ごとにボスモンスターと呼ばれるその階層ごとの主人がいるという事だ」


 街から南に少し走った所にあるダンジョンの入り口に着いた俺達は、ダンジョン経験者であるカスパルからダンジョンについての簡単な説明を受けている所だ。


「ダンジョン内には太陽の光が入らないから時間が分からなくなる事も多いのよ。だから1時間ごとに知らせてくれるこういった魔道具とかも必要よ」


 クレアが見せてくれた魔道具には、どうやらストップウォッチのような能力があるみたいだ。


「まぁそういった道具は今回は俺達が用意しているからお前らは戦闘や罠の解除を頑張ってくれ」


 頼もしいカスパルの言葉に俺は初めてのダンジョンを観察しながら気になった事を聞いて見る事にする。


「ダンジョンの中ってなんか明るいけどあれはどうなってるの?」


 外から見ても光が見える洞窟の入り口に俺は疑問に思いながらカルパスに尋ねる。


「ダンジョンの光? 普通のダンジョンは大体ああやって光っているからな……今まで考えた事はなかったが、中に人をおびき寄せる為かも知れないな。ダンジョンってのは大体人間を中に取り込もうとする習性があるからな」


 成る程、要するに人間ほいほいみたいなものか。


「ここから見える範囲でもかなり中は綺麗なようだけどあんなものなの?」


 俺が見える範囲では石畳に全て囲まれた形をしているのだが、綺麗に作られておりまるで何処かの王宮の通路のようだ。


「その辺も考えた事は無いが、やっぱり人間を奥にまでおびき寄せる為じゃねーかな? ほら、そろそろ中に入るぞ?」


 疑問ばかりのダンジョンだが、今はマロンさんの安全が第一なので気を取り直して中に向かう。




「先頭は私とカルパスさんで、中央にはジルアちゃんとクレアさんを、後方警戒はシロちゃんにお願いするわ」


 セシルの言葉に俺達は頷きダンジョンの中へと向かう。


 第1層はマップもあるので最短で通り抜ける事を既に決めてある。


 しばらく進むと、セシルが手を押し下げるような仕草を見せて俺達に合図する。


 その合図を見た俺達はその場に留まりセシルが先行して進んで行く。


 しばらくして戻ってきたセシルが少しだけ難しそうな顔で報告してくれるのだが…


「前方にゴブリンが30体以上いるわ。ここの通路を通り抜けないとその先のボス部屋には行けないから戦闘は回避できそうに無いわ」


 ……ゴブリンが30匹もいるのか。


 既に初心者用とは思えないな。


「分かった。自分が付いて行くから連れていって。魔法は無詠唱だし先制を取って壊滅させよう」


 俺の言葉にセシルは頷き、2人でコソコソと進んで行く。


 ようやくゴブリン達がいる場所に着いたのだが…何だこいつら?


 俺が大氾濫で倒したゴブリン達と違い、全く動く様子がない。


 例えるなら電池が切れたおもちゃのようだ…しかし、先制出来るなら問題無いので(アイス・アロー)を50本程用意して敵に打ち込んで様子を見る。


 氷の矢を受けたゴブリン達は、痛がる事もなくそのまま氷の彫像と化していく。


 そして全てのゴブリン達が氷の彫像となった時、ゴブリン達は光の粒子となり魔石だけが床へと転がる。






 ……このダンジョン何かおかしくないかな?





読んで頂きありがとうございます。

次の投稿も頑張りますので応援をお願いします。

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