ソシャゲのガチャは300〜500円が多いよね?これが普通になっている今の世の中間違って無いかな?
これからも感想・評価・お気に入りをどしどし待っていますので宜しくお願いしますね。
「それで…何の話をするつもりでしょうか領主様は?」
出来るだけ冷静に話を進めようと、俺はない頭を働かせて考えている。
「今回の件で、盗賊ギルドの存在の是非を話し合っていてな、そこにジルアが一番活躍した事を領主が知って、お前さんの意見を聞きたいという話になったんだ。盗賊ギルドの団長からも、お前が活躍したと話が出ているしな…それで良ければ早急に会いたいと…」
はぁ…と溜め息をつきながら、俺は今後の事を考える。
まず、会わないというのは有り得ない、それだけの事をしたのだ。
次に会う場合、これはエルフとして会うべきであろう…エルフがどんなものかは知らないが、取り敢えず偉ぶる振りはするべきだな。
最後に、どんな話の持って行き方をするか…だ。
盗賊ギルドの存続はかなり厳しそうだが、相手にも弱みはいくつかある…そこを突けば何とか…なるかな?
後は、俺に対して何を言ってくるかだが…嫌な事ならこの国を出ていけば良い。
「分かりました。明日の昼頃、領主様とご会いするとお伝えください。二人は、私に雇われた形で来てもらいますからちゃんと礼服を用意して下さい」
驚く二人だが、契約はしているのだ。嫌とは言わせない !
「わ、分かったよ。準備してくるから何処で落ち合う? お前、街に詳しくないだろ?」
確かに街で過ごした時間が短い所為か、あんまり詳しくは無い。
「冒険者ギルドの前に行きますから、昼前には領主館に着ける時間に待機していてくださいね。護衛としての実力見せてもらいますから」
俺がそう言うと、二人はうへぇと声を出してソファーにもたれかかる。
「こちらもこれから準備をしますから、今日はこれまでと言う事で…明日また会いましょう」
俺はそう言うと、自室に戻る事にする。
部屋に戻ると、寝ているシロを無理矢理起こして事情を説明し、自分の持つ服の確認をしてもらう。
何せ【礼儀作法】持ちのシロだ。こう言う所で役に立ってもらわないとね?
「うへぇ…王宮の礼儀なんて10年近く触れてないですよ〜取り敢えず、服を見ていきますがどの位ドレスを持っているんですか?」
今まで送られて来た服を、ドレッサーの前で確認しながらシロに聞かれたので大体の数を言ってみる。
「ドレスラックや奥のドレス専用アイテムボックスの中に、合計300着ぐらい手作りのドレスが入っているよ? 他の服を入れたらもう訳が分からないぐらいあるし…数えるのか嫌になって、入れたままだからね」
「ドラゴンファンタジア」ではよくドレスコート大会などで無理矢理、運営にモデルとして連れ出されたジルアだ。
何故か、他のプレイヤーから多くの服が贈られて来て、着るように言われるので調べてみると、どうやらジルアに着せるためだけに作られたドレスなどが多かったようだ。
結局、そのドレスを着た画像が出回る訳だが、製作者にそのまま着てくれと渡される物が多く、断りきれずに倉庫の中にある…と言う訳だ。
「一国の王妃より持ってるんじゃないですか?…しかもまぁ、出来の良いものばかり…国どころか世界を傾けるエルフですね」
「安心しろ。シロの服もちゃんとあるからな。一緒に、領主様とご対面といこうじゃないか」
「えぇ〜 ⁈ 御付きメイドですか? はぁ…奴隷をメイドなんて普通あり得ませんよ? 」
「エルフだから普通じゃないないもん」
そんな事を言いながら、服のコーディネートを決める。
お次はテーブルマナーや、礼儀作法ついでにダンスまで教わる。
「晩餐会や、パーティーに招かねる可能性もありますからね、バシバシいきますよ。」
「エルフの踊りなんて知らないよ? 」
「私も知りませんよ。普通に踊られている踊りでいいでしょう」
そんなこんなで、夜更けになるまで一夜漬けの特訓は続いたのであった…
さて、領主の館に行くのに女性が馬に騎乗して行くのはあまりよろしくない、と言う白の言葉に従って「ドラゴンファンタジア」で移動用に使っていた馬車を使う事にする…
ただ、この馬車もドレス大会に合わせるように作られたやつなので普通じゃない…
「これ、どこの王様の馬車なんですか?…純白のボディに、金やら銀やらで加工された馬車なんて、盗賊に襲ってくれと言わんばかりじゃないですか! 」
「対人用の装備が内蔵されてるから、多分100人ぐらい冒険者が掛かって来ても大丈夫だよ? 」
ドレス大会中に、馬車ごとプレイヤーに囲まれたけどこの馬車、攻撃しながら前進してたからな…
「でも、馬はどうします? この馬車だと流石に無影さん一頭じゃ重そうですよ? 」
「大丈夫。見映え専用の馬もいるから」
そう言って白閃を呼ぶ。
白閃は無影と同じくらいの大きさだが純白の馬体で何より…目立つ !
「ヴァーミリオンスタジアム」で優勝などした時に、オーナーとして乗る為に作った馬だだけに見栄えに特化し、目立つ事が最重要な馬として作ってみたのだが、見映えが良すぎてオーナーとしては覚えられなかったという笑い話になったりもした。
「黒白白で、とても変わった馬車になりましたね」
「流石に私も馬は…後2頭しか持ってないよ…出したら大問題になるけど」
「さぁ行きましょう! この馬車はとても素晴らしい物です。早くカルパスさんとクレアさんの度肝を抜いてやりましょう! 」
「マスター、土産は頼んだぞ」
家鳴りは流石にお留守番である。青い毛玉は一応領主に見せるために連れて行くが、家をまるっきり留守にする訳にもいかず、何より家鳴りが外出を嫌がる。
流石ニート妖怪だ。
「我はちゃんと働いているであろう! 土産は甘い果物を頼む」
自宅待機妖怪に家を任せて俺達は、冒険者ギルドまで向かうとしよう!
アーバンパレスの街には問題なくはいれた。
というより、領主から連絡があったのだろう、馬車を見ただけで左右に分かれられて敬礼までされた。
場所御者は現在シロが担当中、シロからは馬車の外には出るなときつく言われてる…何をするつもりなのやら…
「ベルちゃん! 素敵、素敵よー ! 」
「これで領主の館まで行くのか? 向こうで大騒ぎになるな…」
黄昏ている熊は放っておいて、馬車を見て驚いているカルパスとクレアの確認だ。
両者ともスーツのような礼服を着ていて、正直格好いい。
武器は腰に短剣を一本ずつ指しているがそれだけだ。
二人は馬車の御者の場所に乗り、後ろの俺を見て絶句してある…シロは俺の隣で、青い毛玉の面倒を見ている。
「馬車も凄いが、ジルアはやべぇな…」
「領主が手を出そうとしたら潰すわよ。マジで」
「そうだな…こりゃ無事にはすまないな」
そんな二人に領主館まで運んでもらう。
さて、次の戦場はどうなっているのやら…」
読んで頂きありがとうございます。
次の投稿も頑張りますので応援をお願いします。




