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課金ゲームをしていると朝起きる時間が大体決まってきます。何ででしょうね

これからも感想・評価・お気に入りをどしどし待っていますので宜しくお願いしますね。

「主人、あのでかいゴブリン、ジャイゴブって名前みたいですよ! 」


 鑑定で見たのだろうが予想以上の名前だ。


 ワガママなのかなあのジャイゴブ?


「これから王様と戦うから気をつけるんだぞ。何して来るか全く分からんからな」


 側近の杖持ちゴブを倒されかなりご立腹かと思いきやこちらを見てニタニタ笑ってやがる。


 くっころエルフに簡単に出来ると思うなよ!


「何かアレキモいです。近寄りたくないです」


「遠距離ないトンファー娘が何を言うか! 」


 話しながらも視線は奴から切れない。


 正直お股がピンチだ。


 思ったよりもかなりの強さだ。


 俺は冒険者達を呼ぼうか考えたが今いる戦力から人を抜いたら向こうが持たないかもしれない。


 やはりこの戦力でやるしかないか…


「先手必勝! 」


(ファイア・ランス)を五本ほど発動しゴブリンキングに放つ。


 次々とゴブリンキングに向かう炎の槍は……は? 近くのゴブリンを投げつけて誘爆させてるだと? 頭いいな、おい。


 仕方がないので(ソニック・ブレイド)も放ってみるが同様だ。


 こいつ味方を余裕で肉盾にしやがる…あれ?俺と変わらない?


「接近戦にするぞ! あれじゃどうにもならん」


「はーい。シロ吶喊しまーす!」


 シロが身を低くしてゴブ王に挑み掛かる。


 低い位置からの攻撃にゴブ王は戸惑っている。


 そこに横から俺が(レイヴ)で三連撃を放つが左手の盾に阻まれる。


 それどころか俺に対して盾で殴りつけてくる。


 慌てて避けるが予想以上に厄介だな。


「頭いいし盾が厄介だし面倒だな」


「ご主人、こいつの所為で周りのゴブが嫌に統制が取れてます。かなり危険です」


 シロの言葉に俺はもう一つの切り札を使う事にする。


「シロ!そのままそいつを抑えていろ。回復はするから遠慮なく頑張れ。頑張らないと俺達はあいつのおもちゃになるからな」


 俺は周りのゴブリンに(ファイア・アロー)を乱れ打ち、辺りを黒焦げにしてから下がっていく。


「えええええ?ちょっと…待って…下さいよ! そんなに長くは持ちませんよ? 」


 なんだかんだと言いながらトンファーを使いゴブ王の剣戟を受け流しているシロ。


 それには構わず俺は「フェアリーダンス」からノームを召喚する。




 ノーム


 コスト1


 大地の妖精。


 初級土魔法を使える。


 足は遅く動きも良くないが耐久力はかなりのもの。




 フェアリーダンスのノームは石で出来た小さなゴーレムといった感じだ。


 ほとんど盾のようにしか使えないが土魔法が使える為今回は呼んだ。




 俺はゴブ王の位置を考えながらノームに指示を出す。


 後はゴブ王の位置が俺の計算通りになれば何とかなる。


 そして「パズルスライム」からランスライムを呼んで赤い線で未来予測をする…あと少し、あと二歩、あと一歩…今だ!


「ノーム! 指定の場所にロック・ウォール!シロは左に下がれ! 」


 俺の命令にノームは複数の岩の壁を魔法で作る。


 シロは横っ跳びに左に下がり、俺はランスライムを目標に向けて投げつける!


 投げたランスライムはゴブ王に向かって進み…よけられる!


「グフェェェェェェェ!」


 俺の動きを見ていたのだろう。


 俺の投げたランスライムを避けたゴブ王は嘲笑うようにこちらを見て吠えている。


 俺はそれを見て






「ノーム! Aの3、Aの4、Bの3、Cの3、Fの5ロック・ウォールだ! 」


 会心の笑みを浮かべる。


 俺から放たれたランスライムは後ろに用意したロック・ウォールに当たり跳ね返ると別のロック・ウォールに当たり跳ね返る、するとその先にもロック・ウォールが待っている!


「フェアリーダンス」のキャラはマス移動をするタイプである。


 そのマスには記号を当てられておりマップが分かりやすくなっている。


 その機能が残っているのか俺の目にはその表示がゲームの時のように現実でも見える。


 その為、敵との間合いの距離も考慮してノームに2m四方の岩壁で、ある程度歯抜けの檻を作るように指示をした。


 歯抜けの場所は俺が投擲する射線とシロの逃走場所だ。


 投げた後にそこを埋めれば岩の檻の出来上がり。




「パズルスライム」では敵に当たらず跳ね返るほど威力が上がる。


 それならもし外の世界でも四角の檻で囲みランダムにスライムが中で跳ね回る事が出来るのでは…という考えだ。


 俺はロック・ウォールを足元に作ってもらい高台にしてゴブ王を睥睨する。


 そして俺はランスライムに風の初級魔法の(ブースト)を掛ける。


 これは移動速度アップの魔法でこれをかけた事によりさらにランスライムのスピードが跳ね上がる。


 周りの岩を跳ねまくるランスライムに囲まれたゴブ王は驚いてはいたがタイミングを計り避けとしている。


 奴の動きが一瞬でも止めれば俺の勝ちだ。


 そして俺にはその方法がある。


 上から攻撃すればいい。


「(ファイア・ランス)」


 俺の作り出した炎の槍がゆっくりとゴブ王に向かう。


 ゴブ王は先程と同じく近くのゴブリンを盾にしようとして動きが止まる。


 周りにゴブリンがいないことは計画済みだ。


 そこに今までロック・ウォールで方向を変えられていたランスライムが迎え撃つ。


 ゴブ王は盾を構えるがランスライムの貫通力とこれまで跳ね返った数の相乗効果により紙のように貫かれる!


「ギャギャギャギャギャギャ⁈」


 土手っ腹を貫かれたゴブ王は苦悶の声を上げる。


 そこに遅延していた炎の槍が獲物求めて襲いかかる!



「ドカァァァァァァァアン! 」


 炎の槍は炎の嵐となり全てを灰に変えた…






 鋼龍の事は忘れていたが心配はしてない。


 奴は、やる男なのだから!


 そっと鋼龍がいた所を見てみると既に鋼龍が全て倒して寛いでいた。


 どうやら冒険者達を助ける余裕もあったらしい…ごめんな、鋼龍。無茶ばかりさせて…




「助けに来てくれたのはありがたいけどよぅ、ちっとやり過ぎたんじゃねーか? 」


 テンカは息も絶え絶えに俺に語りかけてくる。


 確かにやり過ぎた感はある。


 しかしやらなかったら確実に多くの死人が出ていただろう。


「まぁ確かにやり過ぎたけどね、皆を助けれたから仕方ないよ」


 照れくさいので頰を掻きながらそっぽを向いて答える。


 今の言葉で大泣きしてる冒険者達。


 本当にいい人達なんだが少し変わっている。


「そういえば鐘の音が聞こえなくなったけどあれはなんだったんだろう?」


 ずっと不思議に思っていた事を口に出したらテンカに呆れられる。


「あれは非常事態発令の鐘だ。ギルドカードには非常時に鐘の音が鳴るようになってある。それを聞いたらギルドまで来るようになってるんだが…フィリめ!わざと言わなかったな。」


 テンカが毒づいているが多分クレアさんかカルパスさんから言われていたのだろう。


 俺が危なっかしいからな。







「私はこの子と一緒に少し森で暮らそうと思う。今回の件で少し考えたい事が出来たんでね」


 シロを指差し少しの間、街から離れる事にする。


 実は先程気づいたのだが俺の無課金ゲームスキルが上がっていた。


 これから試すにしても人気の無い所でないと周りに被害が出るかもしれない。


 何せ中級魔法でゴブリンの王と戦えるのだ。


 俺のスキルはどれもこれも極端過ぎて扱いづらい。


 それに魔力操作の練習もしたいしね。


「えー!ご主人、少しは私を労ってくださいよ。ゴブリンキングとタイマンさせられたんですよ? 少しはご褒美が欲しいです」


 上目遣いでおねだりしてくるシロに少しドキッとするがこちらも女性だから問題ない。


「それならお金渡すから街で遊ぶ?金貨二枚くらいなら渡せるけど? 」


 俺がそう言うと溜め息をつき、諦めた顔でこちらに来る。


「分かりましたよ。森でサバイバル生活をしましょう。こう見えてもいろいろな所を死に掛けながら野営して来ましたから」


 俺は鋼龍に礼を言い帰ってもらうと騎士団の人達がこちらに来るのを見て森へとシロと一緒に走る。


「早くも追っ手が来てる! さっさと行くよ! 」


「あぁ私の自堕落な生活はまだまだなのか〜」


 そんな事を言いながら街の東の森へ入って行くのであった。














それでは次がある事を祈っております。読んで頂きありがとうございます。

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