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課金ゲームのフレンドが消えると悲しくなっちゃうよね。みんな今頃何をしてるのかな?

これからも感想・評価・お気に入りをどしどし待っていますので宜しくお願いしますね。

 さて、とりあえず俺とシロはこれから大事な事をしなければならない。


「ジルアちゃん大丈夫ですか ⁈ 私が来たからには…ブッフォォォォツ ⁇ 」


 来た途端鼻血を天井まで噴きあげるフィリさん。


 あんたがナンバー1だよ。


「…あぁそういや乳が丸出しだったな」


 納得した感じて言葉にするテンカ。


 そのテンカを右ハイキックからの背中にエルボーで撃沈するシフォンさんが恐ろしい。


 俺はシロをギルマスの部屋の奥に連れて行き、イベントリから取り出した替えの服を渡して義替えをする。


 どうやらギルマスの部屋に突撃しようとする冒険者が多いようだ。


 シフォンさんの打撃音がずっと聞こえてくる。


「恐ろしい所ですね、冒険者ギルドって…」


 俺もそう思うよシロ。


 だからエルフのペタンコ胸に抱きつかないでください。





「酷い目にあったな…まぁいい。そこのボコボコの奴らを後で直してやってくれ。一人銀貨五枚で頼む。金はそいつらから貰ってくれ」


 中々えぐい提案である。


 覗きにきたのだからもう少しあげてやろう。


 ついでにフィリさんも直しておこう。


「それじゃあ職業に就こうかシロ」


 俺の言葉に物凄く嫌そうな顔をするシロ。


 駄目です、うちの家計簿は真っ赤に近いのです。


 余裕なんてありません。


「仕方ないですねえ。宿屋追い出されるのも嫌ですし働きますか」


「お前本当にこの奴隷を引き取るのか? かなり駄目そうな奴隷みたいだぞ」


 嫌そうな顔をしてるシロを見ながらテンカさんは忠告してくれる。


「駄目なら先程した尻尾モフモフを遠慮なくするだけですし問題ないです」


 俺の言葉に顔を真っ青にする二人。


 シフォンさんまで何故青くなる…解せぬ。


「あ、あれで遠慮してたのか…やばい主人だ」


「あんな風にされちゃうの?どうなっちゃうの? 」


 …まぁこれで言うこと聞きそうだしいいか。


 俺達はシフォンさんに案内され小部屋に入る。


 もう治療はしたよ? みんな泣きながら銀貨十枚ずつ置いていったからいいお金稼ぎになったな。


 相手も何故か喜んでいたしいいこと尽くめだ。


 シフォンはジト目でこっちを見ていたけどね。




 部屋の中にはステータスを調べる時に使う水晶のようなものが中心にある。


 あれで確認するのか…俺もやってみようかな。


「どうぞシロさん。あれに触ってください。今なれる職業が頭の中に湧き上がってくるのでその中から一つ選んでください」


「分かりましたー調べてみますー」


 シロはそう言うと考え始めた。


 自分はその間にシフォンさんに聞きたい事を聞く。


「シフォンさんは冒険者だったんですか? 動きが凄かったけど」


 シロを取り押さえようとした時のシフォンさんは本当に早かった。


 至近戦で魔法無しなら負けるくらいだ。


 俺の質問を聞いたシフォンさんはバツが悪そうに答えてくれた。


「そうです。斥候として冒険者をしていましたね。昔の事です、恥ずかしい」


 若そうに見えるのに色々あるんだろうなと思っているとシロが俺に職業について話してきた。


「結構あるんですが…娼姫とか復讐姫とか色々あるんですがどうしましょう。ご主人? 」


 …なんでそんなのが職業として出てくるのかな? 俺は呆れながら見ていたが一つ気づいた事がある。


「姫って付くのが多そうだね。その中から選ぶなら私とは被らない仕事として探索出来そうな方が良いかな。私は探索系がどうも苦手みたいだから。でも自分がしたい職業があるならどれでもいいよ。シロの人生なんだし」


 そう言うとシロは成る程と言う顔をしてまた調べに戻る。


 シフォンさんは感心した様子でこちらを見ていた。


「ジルアちゃんは冒険者になってまだ少しなのに冒険者として大事な事が分かってますね。同じ事が出来るパーティより色々な事が出来るパーティの方が生存能力が上がりますからね」


 確かに多用性は大事だもんな。


 地球の戦闘機なんかもそうだし多用性があれば生き残り易いのは事実だろう。


「良いのがありました! 傾国の姫とかどうでしょう! 」


「周りに迷惑掛けまくりだからやめなさい」


 俺の奴隷は攻撃的だなぁ。






 結局、冒険姫という聞いた感じ無茶をしそうな職業になった。


 王女が職業に就くとどうやら姫は固定で付くようだ。


「これでご主人に捨てられないようになりたいです」


「かなり前向きな考え方か、後ろ向きな打算的な考え方か評価に苦しむ言葉だね」


 周りの冒険者達も俺の言葉に同意している。


 能力はかなり上がったようでステータスを見て興奮している。


「私のステータスばかり見て不公平じゃないですか? ご主人のステータスも見せてくださいよ」


 ブーブーと口にする生意気な奴隷に尻尾の付け根を愛撫してやる。


 まぁ少しは成長したかもしれないので見てみるか。


「じゃあ私のステータスから…私の全てを見るんですね」


 顔を赤らめながら何を言ってるんですかねぇ…周りの男も腰を引くなよ!




(名前)

 シロ

 12歳 ♀


(種族)

 半獣人(山羊族?)


(職業)

 冒険姫 Lv1(不正奴隷)


(ステータス)

 力 10

 知力 52

 魔力 30

 敏捷力 114

 生命力 255

 幸運 999


(スキル)

 スキル

 ・危険察知Lv8

 ・気配察知Lv8

 ・精神耐性Lv10

 ・苦痛耐性Lv10

 ・飢餓耐性Lv10

 ・頑強Lv10

 ・毒耐性Lv10

 ・礼儀作法Lv5

 ・回避Lv3

 ・探索Lv1

 ・鑑定Lv1


(称号)

 滅亡した国の奴隷王女




 前よりツッコミどころ満載になってるじゃねーか! どうなってんだこの奴隷は ⁈


「何か大人しい感じになりましたが探索と鑑定が増えましたよ。凄いでしょ! 」


 少しある胸を張るシロに俺はその胸を揉みしだく! 俺と一緒にステータスを見ていたシフォンさんを見てみろ! 口から何かが出てるじゃねーか!


「どこが大人しいんだよ ⁈ お前の生命力はゴキブリ並みか ⁈ 人間やめてるじゃねーか! 後、その運はどうなってんだよ? 奴隷なのにおかしくない? 」


 俺の怒涛の突っ込みにも平然としているシロ、大物過ぎる。


「だってご主人の奴隷になったんですもん。マイナスなんて全て消えてお釣りがじゃんじゃん増えるぐらいです! 」


「その考えはおかしい…」


 シロの調教は諦めてシフォンさんの口から出ていたものを元に戻す。


 お前ら冒険者達もシロの説明に納得してんじゃねーよ!


「それじゃご主人のステータスを確認させてもらいましょうか。遂にご主人のあわれもない姿が…」


 鼻血を出して恍惚としているシロと冒険者達を殴りつけ俺は水晶球に触る。


 さて、どう変化してるのやら…




(名前)

 ジルア・オシト

 15歳 ♀


(種族)

 エルフ


(職業)

 魔法騎士


(スキル)

 スキル

 ・生活魔法Lv2

 ・危険察知Lv3

 ・気配察知Lv1

 ・魔力察知Lv1

 ・精神耐性Lv1

 ・尋問Lv1

 ・弁舌Lv1

 ・調教Lv1



(称号)

 奴隷王女のご主人様




 なんかスキルがおかしくないですかねぇ…













それでは次がある事を祈っております。読んで頂きありがとうございます。

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