エピソード23
更新遅れて申し訳ありません
今回その分増量させていただきました
お楽しみください
「さて・・・・これはどういう事なのか説明してもらおうか?」
目の前でギルドマスターが詰問してくる
俺の腕の中にはリラックスした状態のヨルムンガンド、後ろにはアコとレイが並んでいる
「どういう事って・・・・見たまんまでこいつが俺の従魔になっただけだが?」
そう言うとギルドマスターが頭を押さえる
「頭痛か?早くやすんだ方がいいんじゃ・・・・」
「誰のせいだと思っているのかな?」
ギルドマスターはそう言うが、これってそんなにおかしいことなのか?
そんな気持ちを込めてレイとアコを見るがレイは俺と同じく首をかしげている
それに対してアコは
「あのさぁ、あんたは自分がやったことを理解していないようだから言っておくけど、普通闇属性の竜主の中で最強クラスの力を持つ奈落竜が人間を主として認めるなんてあり得ないんだからね?」
おい!アコよ「人間を」の所を強調するんじゃない!一応俺は人間なんだぞ?・・・・体だけは
「とりあえず君たちの今の戦力はとてもC級程度に収まるものじゃないし、簡単な試験をするからさっさとS級にでも上がってくれないかな?」
「断る」
俺の返答の意味がわからなかったのかギルドマスターがこちらを見る
「すまん・・・耳が遠くなっていたようだ。もう一度頼む」
「断る・・・・と言った」
「・・・・・・はぁ、聞き間違いじゃないようだね。一応理由を聞いておいてもいいかな?」
いや、理由なんて色々とあるだろ
「まず、俺たちは王様からの依頼や貴族からの依頼なんて受けれるわけがないだろ?」
まず、魔族や魔竜を連れている時点でそういったものを嫌っている王様からの依頼を受けれる訳がないのだ
・・・・それを無しにしても王様の依頼なんて受ける気にもならないけど
「それなら一人で受ければ・・・・「俺がレイと離れるなんてもっとあり得ない」・・・・そうかい・・・・」
ギルドマスターに納得してもらえたところで次の理由だ
「俺がここで簡単な試験一つでS級になったら周りの奴等が、自分もS級にしろと叫び出すだろうよ。そうしたら俺に突っかかってくるバカも増える。そんな面倒事はごめんだ」
俺の言葉にギルドマスターは少し考える素振りを見せてから
「それならB級までの昇格と、彼女・・・レイさんだったかな?彼女も特例でB級の冒険者とするというのはどうだろうか?レイさんは君と違って活躍しかたが派手で分かりやすかったし、回りが突っかかってくるようならそれなら同じことをしてみろと言えば収まるだろうしね」
ふむ・・・・確かに悪くない条件かもしれない
B級なら指名依頼なども無いはずだしな
いや、そうとも言い切れないのか?
「B級なら指名依頼は来ないのか?それに魔族を冒険者にしてしまってもいいのか?」
「まず指名依頼の事だけど、ランクがどうであれ来ることは来る。しかしながら王族や貴族はA級以上の物しか基本的には見ないしA級までなら断ることも可能だ・・・・む?そういう意味では二人ともA級にしてしまうのが良いのかな?」
まぁ、してくれるというのならしてもらうが・・・
「何かデメリットはあるのか?」
「王族などに名前を知られる可能性が増える・・・と言ったところかな?それをデメリットと取るかメリットと取るのかは君たち次第だ・・・・あぁ、そこにいるアコのように二つ名を登録するといったことも可能だ」
「いや、名前はそのままで構わない。それならA級の方で頼む。さっさと歯応えのある奴と戦いたいんだ。後、魔族ってのは問題にならないのか?」
「まぁ、冒険者ギルドは基本的に中立だからね。基本的にはどんな人種だろうとなることはできる・・・ただし所属したからにはルールは守ってもらうが、その代わり登録してくれたものの事は可能な限り守らせてもらう。例えそれが人間と敵対している魔族だったとしてもだ」
ふむ、それならもうレイが奴隷のふりをする必要もなくなるのかな?
それならそれでメリットとも取れるな
「それに、魔族がダメだというのなら彼はギルドマスターになどなってはいないだろうさ」
ん!?今ギルドマスターは何と言った!?
「今・・・・なんて?」
「あぁ、魔族のがギルドマスターをしているギルドがあるのだよ。とは言ってもそのせいで所属するギルド員が少なく、たまにギルドマスター自身が依頼をこなしていると聞く」
「そいつの名前は?」
「ふむ、気になるのか?まぁ、魔族であるレイさんなら知っている人だろうからな。彼は私相手にこう名乗っていたよ『元魔王軍四天王が一人、魔軍師 アゲハ』と」




