エピソード11(途中より勇者side)
(祝)総合評価100pt達成
今回ついに謎に包まれていた真央のチートと真央の死因が判明します
勇者
サタンの話によると、俺を倒すためにこの世界へと呼ばれた存在
その能力である「固定」は俺に対しては最悪の能力である
これを説明するためにはまずは俺の能力である「拒絶」から説明していかなければならないだろう
俺の「拒絶」はこの世の事象と理に働きかける形の能力だ
例をあげるとすると城で俺が受けた鑑定だが、あれは俺が正式な鑑定を受けるという事象を拒絶することで偽物の情報を与えることができた
その他にもやろうと思えば基本なんでもできるのがこの能力である
戦闘での最たる使い方は敵の攻撃が俺に当たるという事象を拒絶して攻撃を弾いたり、万が一もあり得ないのだが致命傷を受けた場合は「死」というこの世界の理すらも拒絶して生き返る事ができる
勿論これは俺一人だけという話でもなくて、仲間に行うことも可能だ
ただ、仲間に対する攻撃を弾こうと思ったらこちらからセルフ発動しなければならないため、その攻撃を受ける瞬間を見ていなければ拒絶はできない
また仲間に対する蘇生も死後24時間経ってしまうと何故か不可能になる
とまぁデメリットと思えるほどのデメリットもなく、自分で言うのもなんだがかなりぶっ壊れた能力だ
それに対して、目の前の勇者のスキルである「固定」は全てを固定することが可能であり、尚且つ他のスキルによる影響を受け付けないのだ
要するにこの世界の理や事象を固定されれば、俺の「拒絶」をほぼ一方的に封じることができる
ちなみに俺の死因も「拒絶」を過信しすぎて攻撃を受け過ぎたことだ
要するにまぁ、こいつと俺が戦うとかなり部が悪かった
そう、今は別にそうでもない
「創作」もあるし、こいつの能力が「拒絶」を封じることができるのなら「拒絶」に頼らずに戦えばいいだけなのだ
「俺はただ会いたいだけだ」
目の前の日本人と思わしき少年は僕の問いにそう答えた
一瞬僕の顔を見て驚いたような顔をしたが、それは僕が黒目黒髪が少ないと自分で言ったにも関わらず僕が黒目黒髪だったからだろう
しかし一つ腑に落ちないことがある
確かにこの町には魔族が一人いる
しかし町の人はその事を知らないはずだし、そうである以上他の場所にその事が知られているはずがない
そしてこの町アーカムは王都からは街道があるため迷わないが、徒歩で1週間ほど歩かなくては辿り着けない
そして昼の国が勇者召喚をしたのも約1週間前
つまり目の前にいる少年は召喚されてすぐに魔族を求めてピンポイントで魔族がいるこの町に来たことになる
それもおかしいのだが、昼の国は前回僕を呼んだときも最低3ヶ月は訓練のために外に出してもらえなかった
それなのに目の前にいる少年は外に出してもらえているし、護衛や見張りがついているようにも見えないのだ
「君・・・・・自分が相当怪しいことしてるって気づいているかい?」
「怪しい?」
本気でわかっていないような目の前の少年に、僕は先程から疑問に思っていたことを全てぶつけてみた
一つぶつける度に少年の顔色は歪んでいき、最終的には額に手を置いて溜め息をついていた
「俺とした事が・・・・前勇者と鉢合わせるなんて思いもしなかったからな。そんなこと考えてすらいなかったよ」
「っ!?」
僕は思わず腰の剣に手をかける
今この少年は僕のことをなんと言った?
そう、前勇者である
それこそ更におかしいのだ
黒目黒髪で判断したのかもしくは先程の言動から?あり得なくは無いが決定的ではない
今回の勇者召喚が4人だったように、前回の勇者召喚も3人行われ、その中で勇者と呼ばれたのは僕だけだった
だから、黒目黒髪だけで勇者と想像をつけるのも考えにくい
王から聞いた?あり得ない!
なぜなら僕は
・・・・・・もう死んでいる事になっているのだから
タイトルを仮でつけていますが、そろそろ変えようかと考えています
何か良さげなタイトルなどあれば感想からお願いします
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