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 殺人者がこの幼い少女をどういった要因から「もの」へ変えたのか。虐待、あるいは強姦の末なのか。子供同士の諍いによる場合も考えられる。しかしいずれにしてもご丁寧に薬で殺す、というのは想像し難かった。虐待であれば実際に殺害へ至る前に行われたそれの形跡があるほうが自然だし、いくら便利になったとは言え彼女と同級生程度の子供が劇薬を入手できるとも思えない。下着のなかったことも合わせて考えるとすれば、この少女を誘き出し、薬を飲ませ殺害したのち、屍姦した、というものが最も自然な成り行きだろうか。

 生憎とネクロフィリアの思考は理解できないが、対象が綺麗な形であったほうが欲情するものなのかもしれない。

 脳内で触手を伸ばし今までに蓄えてきた知識を繋げていたが、実際彼女を目の前に置いたこの状況において、そんなことは些末な疑問である。

 外傷がない。それゆえに彼女は美しいのだ。

 ただそれだけの話である。

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