洞窟到着
お読みいただき有難うございます。
情景描写が苦手です。できるだけ書いては居ますが……。
必要な情報は欠けてない……はず。
町を出て三日目。移動魔法封印されたので、歩きで移動。
筋肉痛は治癒魔法で無理やり治してるけど、体力はどうにもならんのでだいぶしんどい。
こういう時に、感知魔法とか有ると楽そうで良いが、
ソナー見たいな魔法は無さそうだしなぁ……いつかつくろう。
ロックスさんが前方、私とエレナさんが左右、アントニーさんが後方の警戒しながら
進む。警戒と言っても、なんとなく注意して歩くといった感じだ。
街道でも注意はしていたけど、外れてからは会話も少なめになった。
さすがにランクがFとかEの魔物に不意打ちされたら、
大怪我は間違いないからしょうがない。
しばらく黙々と警戒しながら歩く。
うあー、すごくいい天気でぽかぽかするから、すっごく眠い。
今までの疲れも在って歩きながらでも寝れそう。
等とぼんやりしていたら、ロックスさんの背中にぶつかった。
「ふぎゃ。」鎧が鼻にあったっていたい。
「静かに。」
「……あれは……グラスウルフ。」
言われて目を向けると犬っぽいのが一匹居た、大型犬より大きいか?。
言われて気づくような距離なんですが……
「マサキ、狙えるか?」
は?う、うーん……
「一匹なら何とか。でもここから撃っても避けられませんか。」
「草の中を飛ばしたら確かにな。草をなびかせない様に撃てないか?」
「何とかやってみますけど、外した時のフォローをお願いします。」
「どっちみち、あと2匹近くに居るはずだから気負わずゴーだ少年。」
膝立ちをして狙いをつける。
属性は風、直上に1m移動、視線で狙いを付けた地点に照準、風矢。
望遠鏡か何かがほしい……これホントに当たるんだろうか。
グラスウルフが音に反応して顔を上げた直後、首に直撃した。
ギャンッ
悲鳴と同時に飛び出すロックスさんとアントニーさん。
同時に2体のグラスウルフが飛び出してきた。
……が、さっくり二人に殺されました。
えぇー……俺いらなくね?
エレナさんが立ち上がって近づいていくので一緒についていく。
「マサキ、良い攻撃だった。」
「こいつは3匹で狩りをする魔物なんだよ。だから、一匹見つけたらやり過ごすか一匹を
急いで無力化しないと残りの二匹の対処ができなくなるんだ。」
どう見ても今の倍いても余裕でさばけませんかお二人。エレナさんも居るし。
俺の場合、一匹やったら即座にストーム詠唱してまとめて惨殺?
仲間が出来るまで、下手に歩きまわると死にそうだなぁ……
とりあえず、毛皮は使い道が有るそうなので剥ぎ取ってアイテムボックスに入れた。
グラスウルフとかの魔物は基本的に生き物を襲ってくるとはいえ問答無用過ぎてちょっとビビった。
死体を燃やして、移動を再開すると昼ごろには山の麓についた。
「そうだった、ここから普通に登山なんだった。」
獣道一歩手前の登山道を見つけて、がっくりする俺。
「そりゃあ、そうだろ?……あぁ、採掘場までの道と全然違うのは当たり前だろう。
人の手が全然入ってないんだから。馬鹿だなぁ少年は。」
ばしばしと背中を叩くのはやめて下さい、痛いです。
「今日中に洞窟側に野営地作る予定だから、昼飯食べたら直ぐに登るのでちゃんと
休んでおけよ。」
「了解です……」
昼食後は直ぐに山登り。汗をだらだら流しつつ登る。しんどい。
しかし、3人は平然と登っていく。これがランクC冒険者の体力か……
ロックスさんに草とか払ってもらってこれなので体力不足も良いところである。
山では特に何にも襲われずに、調査予定の洞窟に辿り着いた。
洞窟と周囲に平坦な場所がある、なんというかトンネルの入り口見たいな場所だった。
「なんかこう、中途半端に整地してありますね。」
「多分前の冒険者の野営後だろう。途中でアンデッド見つけて逃げてきたらしい。」
「ひえええ」
アンデッドってゾンビとかスケルトンとかレイスとか?
「まぁ、私達も無理をする気は無いわ。戦力把握でも十分意味があるから。」
「スケルトンはともかく、ゴーストでも出たらマサキの出番だけどな。」
非実体系かぁ……怖そうだなぁ……
「それは、わかりましたけど。そんな洞窟の側で野営ですか……」
怖いの苦手なんだけどなぁ……
弱音を吐いた所で予定が変わるわけでもなく、予定通り野営の準備をして
明日の朝から調査をすることになった。
お読みいただき有難うございました。