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『彼女』でない彼女のハッピーエンド

うーちゃんが泣いていた。

地面には、古びた日記。


見た瞬間に、私は理解した。


『私はそれを知っている。知らないけど、知っている』

と。


あれはうーちゃんの手には渡ってはいけないもの。

この人の物になると、この人は私から消えてしまうから。


あんなやつにうーちゃんを渡すわけにはいかない。

運のいいことにこの人は、日記をみて『泣いている』。

きっと辛く、苦しいのだろう。それがうーちゃんの『あいつ』への思いの証明でもあり、それが、『あいつ』からうーちゃんを切り離すキッカケになる。


「うーちゃん。辛いなら、こんな日記棄てちゃおう?」

「で、でも…」

「大丈夫、誰かのイタズラだよ。」


まるでその中身を知っているかのような言葉、そして、愉悦の表情を浮かべているであろう私の顔を、この人は、泣いているために理解できない。


「そうだよね。うん。わかった。捨てておいて。」

「うん。そしてね、うーちゃん、これからもデートで、この日記に書いてあるような関係になるよ。絶対、そうして見せるから!」

「えっ、ちょ。」


うん。可愛い、やっぱり、『………』はこうでないといけない。

……私の歪んだ愛にうーちゃんを引っ張りこんでしまってごめんね。

でも、絶対に後悔しないし、させない。ううん、『させるけど、忘れさせてあげるから。』


さあ、この日記の結末を迎えさせよう。

うーちゃんは絶対に、私のものなんだから…ね。



物語は、はじまりそうで、とめられた。彼女の手によって。

そして、世界は、日記と同じ結末を迎える。

そして、日記は次の世界へ。



「……なんだこれ?」


落ちてきて雪崩となった、元ダンボールの中にあった物の中にそれがあった。


『彼女』が本当に欲しかったエンディングを迎えるまで、世界を渡り続ける、それが……

物語ははじまりそうで終わる。

とくに問題はない筈です。


それはともかく、もしもこの話の『彼女』のハッピーエンドがわかったらすごいと思います。しかし、言いません。

この話はみなさまのご想像にお任せしておわります。


続編希望があったらつくるかも……ないですね(笑)


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