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第5話 初戦闘

物音がした方向に振り返るとそこにいたのは......


「青みがかった液体を透明な膜が包み込む...正しく

スライムだ!」


ファンタジーもので最初に登場する定番、

そうスライム!


「今の僕でも倒せるのだろか?いや、そもそも害意は

あるのか?」


腰のナイフを手に取りつつ、相手を警戒する。


「膜に切り込みさえ入れれば倒せそうだが、中身の液体に毒があったら...」


ナイフを確認してか、スライムの体勢が攻撃的なものに変わった。


「ッ 眩しい!」


スライムは突如として強い光を発し、かなりの速さで 突撃してきた。


「なんとか避けれたか。」


安心したのも束の間、スライムは再び突撃してくる。


「喰らえ!」


直線的に突撃してくるスライムに対して、ナイフの先端を突き刺し、皮膜を破ることで撃退に成功した。


「なんとかなったな。それしてもこの液体、素材にな  

るのだろうか?」


膜が破れたことで、体外に飛び散った体液を見ながら そう考える。


そういえば、レベルは上昇したのだろうか。


「ステータス表示」


おっ、レベルが2に上昇している。そのおかげか体力と魔力の上限も20ずつ上がった。


ん?スキルに新しく"フラッシュ"が追加されている。


フラッシュ...スライムが光を発したのはこのスキルの効果か。

そうなると敵を倒すことでスキルは手に入るのだろうか?


だが、先程の戦闘のせいだろうか、周囲にスライムが集まってきてしまった。


「6体か、スライムの倒し方が分かったと 

はいえ、流石に無傷では倒せないな。」


スライムは僕の周囲を等間隔に囲み、タイミングを見計らっている。


僕はわざと1体のスライムの方へ向かい、ナイフを

振りかぶる仕草をする。


「来たか!」


僕の背後にいた個体が読み通り攻撃を仕掛けてきた。


スライムでもそれなりの知性を持っているのか...


先が思いやられるな。


咄嗟に振り返り、そのままナイフを突き刺す。


「まずは一体か。」


―そこからは凄まじかった。


均衡が崩れたスライムは一斉に襲い掛かって来る。


挟み撃ちやフラッシュを使い視覚を奪っているうちに、自らの一部を分離し囮に使うなど思ったよりも

戦略性があったのは驚いたが、

防御力は大して高くないため、なんとか全て倒すことが出来た。


「体力がかなり減ってしまった...スライムでも、これ

程までに手強いのか、そうなると邪神なんて想像も

したくないな。―ステータス表示」


「レベルは10に到達し、体力や魔力も結構上昇してい

るが...スキルは増えていないのか。」


必ずしも倒した敵のスキルを得られるとは限らないのか...そう考えると最初にゲットできたのは、かなり運が良かったのかもしれないな。


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