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第37話 日常への生還

んん........ここは?


―ローズマリアが意識を取り戻すと、そこはいつの日かの魔道具店であった。


「気が付いたかね?」


この人は.....確か、エリーカさんといったかしら?


「えぇ.....でも私...何でこんなところに?」


「それは私の方が聞きたいさね。

 なにせ私が忙しく明日の準備をしていたって時に、

 隣の坊やと一緒にいきなり飛んできたからねぇ。」


 .....坊や?  


そういえばエリーカさん、フレッドのことを"坊や"って呼んでたような....


―そしてエリーカが指差した方を見ると.....


「フレッド.......って、きゃあ〜!」


―ローズの隣にはフレッドが寝かされていた。

 しかし、それは完全に同じベッドの中であった。

 

 ローズはすぐにベッドから飛び上がる。


「もう、なんて事してくれるんですか!」


「なんだい、あんた達まだ恋人とかじゃなかったのかい?

 私はてっきりそう思って....」


―だが、そう言うエリーカの顔には、隠しきれない

 笑みが見て取れる。


「絶対に嘘じゃないですか! もう、恥ずかしい....」


「あっははは....まぁ、そう言われてもねぇ...あんた、

 どんな格好で連れて来られたか覚えてないのかい?」


「どんな格好でって....」


そんなの気を失ってたんだから知るわけないじゃない!


「あんた、坊やに抱き抱えられてたんだよ。

 それもお姫様抱っこで......

 これでも、まだ恋仲じゃないと言うのかい?」


お、お姫様抱っこって....そんな新婚夫婦みたいなこと!


もうフレッドたら、何でそんなことしたのよ!


「そ、それは....魔物に追われてたから......」


「それは魔物に追われてる時、あんたは坊やの腕の中

 で"坊やのお姫様"だったと言うことかい?」


「ち、違いますよ! その.....えっと....」


―しかし間の悪いことに、そこで彼が目を覚ます。


「はっ! ......良かった、まだ生きてる....」


「.........」


「ここは....そうだ、エリーカの魔道具店か...」


「.........」


「はぁ......本当に生きてて良かった... 」


フレッド.....生への感動は良いけど、ちゃんと話は聞かせてもらうわよ。


「..............ねぇ、フレッド...」


「ん? ローズも無事みたいで良かっ....た?」


―彼が彼女の方を見ると、ローズは頬を膨らませていた。


.......


「ねえ、何で怒ってるのか聞いても良い?」


まぁ...勝手に気絶させられ、活躍を奪われた様に捉えれば何もおかしい話ではないか.....


だが、僕はそれを独善と言われても受け入れる。

確かに、彼女への相談もなしに決めたことだからな.....



「........何で...」


―ローズは声を震わせながらも言葉を出す。



相当怒ってるみたいだ....


なんとか収集策を考えねば...


「なぁんであんな事したのよ〜!」


―ローズは感情を爆発させた様に叫ぶ。

 その声は店の外にまで響く程の声量だった。


 もっとも、彼の考える理由とは異なるものだったが....


........


"お姫様抱っこ"なんて.....

そんなのまだ私達には早いじゃない!



..........




彼女の怒りも当然だ......でも僕は、この選択が正しかったと思う.....

守護者として、これが正しい選択だった、と。


だから! ここで言い逃れはしない!


「言い訳するつもりはない。

 確かにローズに相談はしなかったからな....

 でも、僕はこれが最善の選択だったと思ってる。」


―彼は彼の思いを真摯に打ち明ける。


 そう、知らない人が見ればドラマでの告白シーンと

 見紛う程にまで誠実に言い切った。


「ッ!.....そう.....なら、もう何も言わないわ。」


―彼女は穏やかな声で、そう言葉を返す。


フレッドったら....私のこと、そんなに想ってくれてたのね....

なら、私はもう何も言わないわ......あなたを信じて。


でも"まずは手を繋ぐ事から"って言うし、やっぱりまだ私達には早いわよ?

後書き


うーん....所謂、ボス戦みたいなものが終わったから、日常への復帰を描きたかったのに、出来上がったのは"誰だこの恋する乙女?"って言われても可笑しくないチョロイン化ローズ......


くッ!、これがテンプレか!


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