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第32話 スタンピード - Ⅲ

「俺がこのスタンピードを止めた英雄になる男だ!」


出たか、アメリカーナ気質の冒険者。


そう、スタンピードで一番厄介なのはこういう者だ。


彼らは敵陣にまるで海兵隊の様に突撃し、ショピング

センターでの迷子児童の様に誰かの助けを待つ。


だが彼らを笑ってはいけない.....


そこには大義があるのだ。


"英雄の称号"という名の大義が。


僕もローズに首を掴まれていなければ、行きたいところだ...


「ねぇローズ、そろそろ首から手を離してくれない?

 段々と痛みが増してきたんだけど.......」


「今離したら、すぐに"浪漫だー"とか言って、

 ダンジョンに入っちゃうでしょ?」


「大丈夫だよ。

 丁度この前 "フリーズ"のスキルを手に入れたから、

 高温部は走りさえすれば渡り切れるさ。だから.....」


きっとローズは入り口が魔法の所為で高温になっているから心配しているのだろう。


だが、僕にはこの前のスライム戦で得たスキルが

ある、故に心配は無用だ。


「駄目よ。」


「だからスキルを使えば....」


「駄目よ。」


「はい......」


どうやら、僕は参加出来ない様だ....


.....................


「た、助けてくれー!」


噂をすれば早速か......ん? ちょっと待て。


今の声は......


「誰でもいいから助けてくれー!」


何、サイモン........だと!?


―無謀にも死地へ飛び込んでいったのはサイモンであった。


何やってるんだサイモン....


何の対策もなしに入ろうとしたのか?


まだ、入り口も高温で入れないだろうに.....


「チッ、サイモン...後で叱ってやるから覚悟しとけ。」


マッスルさんが助けに入るのか.....なら、大丈夫だろう。


筋骨隆々の斧使いが助けに来てくれれば、

きっとサイモンにとっても心強いこと間違いなしだ。


..................





「はぁっ、どりゃあ!」


凄い.....あの筋肉は無駄じゃなかったのか。


やはり筋肉は裏切らないらしい。


―マッスルはサイモンを囲むモンスターを軽快に薙ぎ払う。


しかし、その光景は.......


「オーガがオーガを狩ってるみたいにしか見えねぇな。」


今、言ったの誰だ?


いや、言いたいことは分からないでもないが、

そんなこと人前で言っちゃ駄目だろう.....


―筋肉ダルマが同じく筋肉ダルマを狩っている様だった。


..................




「ハァハァ........助かったぜ、マッスルのおやじ....」


「何が "助かったぜ" だ、無謀に突っ込んでって....

 まぁ、お前が無事で何よりだ。」


........革靴が溶けてしまっているが、あれは無事に入るのか?




「そろそろ頃合いか......よし、お前ら突入だ!」


その言葉が言い切られる前に、冒険者達は突入を開始した。


僕は勿論言い切られてから出発したぞ、何せローズが腕を

がっちりホールド....というか、関節技を極めてるからな。

後書き


おかしい.... 


ローズのチョロイン化を防ぎたかっただけなのに.....


少し暴力的になってしまった....

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