第26話 装備の新調 -Ⅱ
あれから4日、武器の受け取りの日が来た。
「マルコさん、武器の受け取りに来ました。」
「マルコお姉さんでいいのぉ、お · ね · え ·さ · ん。」
「はい、マルコ...お姉さん。」
だからローズ、気にしてはならない。
「ふふっ、元気でなにより。
これはお兄さんのコンバットナイフ、こっちは
お姉さんのツヴァイヘンダー、受け取って。」
何度も言うが、このドワーフはおネエ属性である。
「初めて見た時よりも綺麗な刃だ...」
帰ってきたナイフは、あの神によって与えられた時
以上の輝きを放っている。
ローズの方はどうかな......
「寸法も重量も前より2割増しになってる様な....」
その全長はローズの身長と同じくらいまでになっている。
「あなたの戦法を考えたらぁ、注文通りに作るよりも
こうして調整した方がいいと思ったからよぉ。
でも、重心とか持ち手の感触は変わってない
でしょおぅ。それともこの剣がいいの か·し·ら?」
それは...ローズの注文に沿った剣...
なんだ、しっかりと注文通りの品も打ってたのか。
「確かに、持ちやすい.....これ、いくらですか?」
「注文通りに作った方は1.2万ゴールド、
調整品は7.4万ゴールドでいいわよ。」
「えっ? なんでそんなに差が?」
「うっふん〜調整品はフルアダマンタイトよぉ〜」
「フルアダマンタイト!?
それで7.4万ゴールドなら........... 両方買います!」
アダマンタイト.....確かこの世界で有数の硬度を誇る
希少金属....刀身全体がそれで出来ていると考えれば、
7.4万ゴールドというのはかなり安い方だ。
でもローズ.....両方買うとは、金遣いが荒い...
「あらぁ〜おネエさん気に入ってもらえて
嬉しいわぁ〜 ふふっ、と · こ · ろ · で 、
貸し出した品はどうだったぁ?」
「まだ一度も使ってないですけど.....
うーん....護身用にネクタイか.......1本、買います。」
ネクタイの1本くらいは持っておきたいからな。
「私もこのドルヒを一振り。
......狭い空間でも運用しやすいので。」
......................................
―その後2人は注文を終え、店を出る。
「ありがとうございました、マルコさん」
「ありがとうございました.....マルコ....お姉さん」
「うっふふん、また来てね。 ―ムッチュッ」
うッ! 最後の投げキッスはちょっと..こう...
精神的にくるものがあるな.....




