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第24話 チャーミングキラー

ローズとパーティーを組んでから2週間程経った。


2週間あればお互いの様々なことが分かる様になる。

だが、それでも知らないことも勿論ある。


「ねぇ、この依頼とかどう?」


「チャーミングキラーの討伐、一匹800G

 .......チャーミングキラーって何?」


「見た目だけは可愛らしい狼系のモンスターよ。

 油断して近づいた敵をその鋭い牙で噛みつく

 らしいわ。報酬も良い方だし受けない?」


「うーん.....本当にそれだけ?

 明らかに報酬が高すぎる気がするけど。」


「多分、それだけよ。」


「まぁ、そこまで言うなら....」


――――――――――――――――――――――――


「いた! あれね。」


「他にはソナーに反応したのはなかったから、

 あの1頭だけみたいだ。でも、毛が深いから矢が

 通らないかもしれない.....って、ローズ?」


「可愛い......」


「どうした?」


「あんなに可愛いのに倒せるわけないじゃない。

 魔物封じの首輪を使えば、ペットにだって......

 討伐はやめて私が飼っちゃ駄目かしら?」


  ん?聞き間違えかな。


「魔物封じさえ買えば宿で飼っても大丈夫よね?」


駄目だ、ローズがおかしくなってる.....


まさか.......魅了スキル持ちか!


このままじゃ話にならない。


こうなったら....


嘘は()きたくないが、仕方ない。


「アッ!マチデ、クビワ、ウッテタナァ」


「本当に!

 すぐに買ってくるから、その子のこと見てて。」


「アア、ワカッタ。」


「すぐ、買ってこなくっちゃ。」


..............


行ったか.....このモンスターは早めに駆除せねば。


魅了を使って人の油断を狙うモンスターだ、

そこまで戦闘力は高くないはず。


「フォトニックセイバー!」


先手必勝!ローズが戻って来るまでに決着をつける。


「ヴァウㇽㇽ」


鳴き声は全然可愛くないな。


「ハァッ!」


剣を横に薙ぎ、足を狙うが.....


「避けるか....素早さは中々だな。」


「ウゥ....ガァウ!」


「なっ!」


チャーミングキラーの噛みつきによって服が裂ける。


いきなり噛みつき.....


回避せず喰らえば致命傷だったな。


「グルㇽ....」


噛みついた後、動きは鈍るか....


なら、来るのを待つ方が得策だろう。


「グルㇽ....ガァウ!」


来たか!


―チャーミングキラーは右腕をめがけて突進する。


「くッ!」


―そのまま、チャーミングキラーの牙がフレッドの

 右腕を捕らえたかの様に見えたが....


なんとか間にナイフを挟められたか.....


―チャーミングキラーのその口に挟まっていたのは.....


 .........1本のナイフであった。


これで隙が出来た!


「これで終わりだ。 ハァッ!」


.................


「あれ? フレッド、あの子は?」


「逃げ足の速い奴で、目を離した隙に逃げられた。」


「えぇ、そんな....

 せっかく、首輪買ってきたのに。」


「ま、まぁ取り敢えずギルドに戻ろう。

 また別の依頼を探せばいいさ。」


「はぁ...可愛かったのになぁ。」


今度からチャーミングキラーの依頼を見つけたら、

ローズには黙って受けることにしよう....



ギルドへの帰り道


「あれ? フレッド、どうしたのその怪我?」


「えっ? いや...その、木に引っ掛かってさ...」


「そうなんだ.... ―ヒール! これで大丈夫でしょ?」


「ああ、大丈夫だ。 ありがとうローズ。」


「ふふっ、どういたしまして。 そういえば気になって

 たんだけど、そのバック何が入ってるの?」


「バ、バック? 替えの弦とか矢...だよ?」


「なんで疑問形なの?」


「うっッ」

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